二千二百八十四(うた)報道を読んで(吾妻線、老衰死、新潟駅万代口バス停)
甲辰(西洋未開人歴2024)年
三月二十八日(木)
吾妻線の先端部分の今後について、JR東が地元と話し合ふ、つまり地元が金を出さないなら廃止すると云ふニュースを読んだ。てっきり、万座鹿沢口から大前のことだらうと思った。あの区間は、本数が少ないし乗客がほとんとゐないからだ。ところがよく読むと、長野原から大前、つまり昭和四十六年に開通した部分だった。
あの区間は優遇し過ぎだ。電化だし、特急も走る。万座鹿沢口に至っては、万座連峰、鹿沢連峰があるのだらうと思った。しかし温泉の名前だと知ったのは十年程前だらうか。温泉は駅からは遠いし、バスが少ないし、旅館が少ない。秘境温泉を応援したい気持ちはあるが、ああ云ふ温泉はほかにもたくさんある。
吾妻線は、あるいは政治路線ではないか。そんな思ひはあるものの、鉄道として経営が成り立つなら、地元復興の為によいことだ。さう思ってきたのに、今頃になって地元と協議では、建設時から投入された税金はどれだけなのか、と思ふ。
今になり五十年前建設の鉄道につき存続が話し合はれる これまでに投入された税は如何程

反歌  特急で万座鹿沢へ行く電車もう八年も前に廃止へ
反歌  機関車が団体列車引いたのは四十年も前に終了
反歌  太(おお)子(し)駅貨物跡など復元し八年前に見に徒歩により
バスの時刻が合はないので、往復長野原から歩いて行った。

三月二十九日(金)
産経新聞のホームページに
増える「老衰死」20年で8倍に 日本人の9人に1人、「長寿より天寿」意識の変化も

が載った。
厚生労働省の人口動態統計によると、令和4年の(中略)死因別1位は「がん」の38万5797人、2位は「心疾患(高血圧性を除く)」で23万2964人、「老衰」は3位の17万9529人だった。総数に対する割合は11・4%で、約9人に1人に当たる。平成29年の3位は脳梗塞などの「脳血管疾患」だったが、食生活の改善で血圧の管理などが進み、減少したとみられる。

ここまでは、なるほど、と思ふのみだ。ここで
平成7年に国際基準が導入され、自然死など死因があいまいな場合に「心不全」「呼吸不全」としていたケースが認められなくなった。

「心不全」などは現象を書いただけで、癌などの死因を隠したい有名人の遺族が情報源と思ってきたが、医療側だったのか、と驚く。
回復が見込めないからと点滴量を絞るといった処置を医師から打診されたときに、どうするか。

小生は、それでお願ひします、と答へるだらう、自分の場合を含めて。
人命は個人のものに非ずして 自然とともに存在が 出来る治療はするべきで あとは自然に任せるべきだ

反歌  延命は自然環境壊すだけ人の命は自然とともに

三月三十日(土)
本日で、新潟駅万代口のバス乗り場が廃止される。後ろ向きに縦付けするバス停は珍しいとの記事で、なるほどと気付いた。東急の綱島駅は後ろ向き縦付けだ。古くは、松本駅のバス乗り場がこの方法だった。ずいぶんあるやうに思ったが、記憶にあるのは現役一つ、過去一つだけだった。
綱島駅のバス乗り場を調べて驚いた。七番まであるバス乗り場のうち、五から七番が新綱島駅へ移転した。このうち六番までは高架の横だったが、七番は一つ離れた通りに、やはり後ろ向き縦付けだったと思ふ。
後ろ向き縦付け始発バス停は昭和の景色昭和の仕組み

昭和の仕組みとは、材料燃料対人件費比が、プラザ合意以前である。(終)

メニューへ戻る うた(八百二十三)へ うた(八百二十五)へ