二千二百六十九(和語のうた)鮎壺の滝旅行記外伝
甲辰(西洋未開人歴2024)年
三月十三日(水)
今回の旅行は、東京駅改札内の新幹線切符売り場で、ジパング切符を買った。もし東京駅までの運賃は別払ひになるといけないので(その可能性は低いが)、その場合は裾野駅まで買ふ予定だった。かうすると、東京駅までの運賃を別払ひしても、総額は安くなる。しかし大丈夫だったので、裾野駅から五竜の滝へ行く案は実行されなかった。
帰りも東京駅の丸の内南口の改札外みどりの窓口で、次回のジパング切符を買った。JR東日本もJR東海と似たスタンプだった。東京駅は使用頻度が高いためだらうか。
熱海から沼津までの一帯は、そろそろ終了し別の方面にするか、と思った。理由の一つには、往路のこだま号がゆとりのあるほぼ満席になった。二人掛けは一人、三人掛けは二人座って、少し空席がある状態である。一番大きな理由は往路で、早く着かないかなと思った。今まで車内でさう思ふことは無かったので、飽きてきたのかなと思った。
熱海から三島伊東は伊豆にして 駿河の沼津含めても そろそろ行くの所無く 次は東の北か北へか

反歌  伊豆及び沼津そろそろ終はりとし日帰りの旅新たを目指す
反歌  北及び東の北は東にて大人と合はぬ買ひ方選ぶ
東の北は東北新幹線、北は上越北陸新幹線。和語のみなので苦しい。二つ目の反歌で、東にてとはJR東日本、大人と合はぬとは大人の休日倶楽部とかち合はない方法。次は東海道新幹線の最終なので、JR東海の切符売り場でジパング切符を買へばよい。ここでJR東日本みどりの窓口で、JR東日本管内だけのジパング切符を買ふことは可能だ。しかしこの場合は、大人の休日倶楽部機能で買へば、指定席券売機で買へる。わざわざ手間の掛かる買ひ方は、鉄道会社に失礼だから、気が引ける。
次の旅 もも(百)のち(千)越える行き先がなかなか無しに 宇都宮もも越えのため寄る場を探す

反歌  北及び東の北は観るものが無く再びに南の西か
もものちは百の千で100km。前に宇都宮へ行くのに鹿沼に寄って100Kmを超えさせた。次は氏家にするかとも思ふが、氏家は周りに見るものがあるか。復た東海道方面になりさうだ。
静岡は二たび行くもそれほどは観るものが無く 一つには富士より遠く 二つには街が大きく歩いて行けず

反歌  駿河では静岡が中沼津端伊豆を入れれば旅の真中に
反歌  伊豆及び富士の嶺含め真中にぞ沼津の宿(やど)は富士の入口
沼津は、富士市、富士宮市、御殿場市のどこへ行くにも入口だ。御殿場は新宿から小田急の乗り入れ列車や、小田原から国府津へ戻って行く方法、更には東京から普通列車でとろとろ行く方法もあるが。(終)

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