二千二百五十四(和語のうた)韮山城址旅行記外伝
甲辰(西洋未開人歴2024)年
二月二十九日(木)
JR東海でジパング切符を買ふことが続いた。行った先で買ふため、今月は旅行が三回になった。とは云へ、熱海から沼津までの安い旅行になった。ジパング倶楽部は、のぞみ号の特急券が割引きにならないので、豊橋より手前しか行かないことにした。一回目は豊橋へ行って、浜松、静岡にも寄った。二回目は静岡へ行った。そして三回目からは、熱海から沼津になった。
東北新幹線や、北陸新幹線に乗らない理由は、高崎や宇都宮が南浦和から100Km未満だ。だから宇都宮へ行ったときは、鹿沼まで行き、市内を見たあとで宇都宮まで戻った。また、大人の休日倶楽部機能を使っても、ジパング倶楽部と同じ割引率だ。大人の休日倶楽部は、駅の指定席券売機で購入できるから手軽だ。前回に鹿沼と宇都宮へ行ったときも、大人の休日倶楽部機能で購入した。
そのやうな事情があり、熱海から沼津が多くなる。母がデイサービスから戻るまでには帰宅するので、滞在は短時間になる。それでも不満が無いのは、乗り物に乗ることも楽しいからだ。とは言へ、小生は鉄道オタクではない。鉄道オタクは、在来線を選ぶさうだ。小生は、新幹線を選ぶ。JR化されてから、徐々に鉄道熱は冷めた。鉄道に限らず、バス、航空機、船など何でも好きなので、滞在短時間でも不満が出ない。
乗り物に乗る時からが草枕旅の始まり 降りたあとこれも楽しく心は新た
反歌
乗る時と着き降りたあと廻る時帰りの時と楽しみ絶えず
三月一日(金)
伊豆の国市は、 田方郡の伊豆長岡町、大仁町、韮山町が合併して誕生した。因みに伊豆市は田方郡修善寺町・土肥町・天城湯ケ島町・中伊豆町が合併した。早い者勝ちで伊豆市を名乗ったため、伊豆の国市と名乗らざるを得なかったのだらう。
もし伊豆市が田方市または伊豆中央市と名乗ってゐたら、伊豆の国市は何になっただらうか。北伊豆市、伊豆半島口市、長岡大仁韮山市。小生は、長岡大仁韮山市がよいと思ふ。
市名の不思議では、沼津市は形が不思議だ。沼津は駿河だが、伊豆の田方郡内浦村・西浦村を昭和三十年に合併。平成十七年に田方郡戸田村を合併した。そして、伊豆の三島市とは街続きだ。
熱海から沼津に掛けて幾たびも旅するにより 時々は稀なることも起きることあり
反歌
蛭ヶ島城跡廻り家路へと急ぐも後によき思ひ出に
(終)
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