二千二百四十二(和語のうた、普通の歌)旅行外伝
甲辰(西洋未開人歴2024)年
二月十三日(火)
今月も、先月と同じく、二つの旅行が接近した。これはたまたま仕事が入らなかったためだが、JR東海でジパング切符を購入するためでもあった。
二つ旅 中にひとつの空けた日に 昨日の旅を振り返り明日の旅へと心は走る


二月十四日(水)
一つ目の旅行の沼津駅で、二つ目の切符を買った。すると、JR東日本と同じ大きさのスタンプであった。ただし番号と駅名の位置が逆なので、国鉄時代を踏襲しつつ更新したのだらう。
今月はもう一日仕事が入らない日がある。だから新横浜で降りたときに、その切符を購入しようと思った。ところが列が長い(ざっと二十人か)。そのため相鉄と東急の新横浜駅の改札外まで往復したが、やはり列は減らない。そこで、右側のJR東海ツアーズの切符売り場で購入した。
こちらも看板は「きっぷうりば」だが、下に小さくJR東海ツアーズとある。小生が港北区に住んだときと変はらず、そのときもツアーズで購入した。唯一の違ひは、切符払ひ戻し箇所がJR東海ツアーズだけだ。切符に赤い字で払ひ戻し箇所のスタンプが押され、そのことを思ひ出した。小生は、新宿支店でも昔購入したが、そのとき気付いた。新宿支店はその後、閉店した。今回は完全に忘れてゐたので、旅行が中止にならないことを願ふばかりだ。
新横浜で並ぶ人は、これから乗車する人が多いだらうから、払ひ戻す可能性は皆無だ。ツアーズで購入したほうが早いのに不思議だ。ツアーズは、JR東海の切符売り場の前で客引きをする訳には行かないが。
今回の切符で判ったことがある。スタンプの番号は、MARS(みどりの窓口用全国共通コンピュータ親機)の番号だ。JR東海が発券したものはMR番号が印刷されるので判った。

二月十五日(木)
JR東海ツアーズのホームページを見て、次の記事があった。
2024年3月31日(日)をもちまして、店舗での旅行相談窓口の営業を終了させていただきます。
※東京支店・浜松支店・名古屋支店は、2024年4月以降もJRきっぷうりばの営業を継続し、新たに2024年4月初旬に旅のサポートデスクを開設いたします。
※新大阪支店は、2024年4月以降もJRきっぷうりばの営業を継続いたします。
※刈谷支店は、2024年3月30日(土)をもちまして閉店させていただきます。

新横浜支店は既に、2022年9月28日で旅行相談窓口の営業を終了し
旅のサポートデスクではJR東海ツアーズ旅行商品のご案内・ホームページからのご予約サポートを承っております
(ご旅行のお申込、空き状況のご案内、ご入金、お受取、お取消などの対応は承っておりません)。

とある。
月毎に旅を続けて 名古屋より手前に限り だがしかし行く場変へれば飽きることなし

反歌  豊橋は一たびのみで静岡は二たび残り沼津と手前
反歌  楽しみは老いて歌詠み旅に出る止める観るにて心を正す
二回目の旅の往路で
自由席車内改札初めての事に稀なる出会ひ喜ぶ

この一首のみのせいで、今回の特集は(和語のうた)が(和語のうた、普通の歌)に変はった。それでも載せるほど、珍しい事だった。(終)

追記三月一日(金)
新横浜から乗車ののち、デッキに立って扉の窓から外を見た。武蔵小杉の手前で、富士通小杉ビル(富士通川崎工場小杉分室)のあった所は、既にマンションが建ってゐた。前は空き地だったから、ジパング旅行を繰り返すうちに変化した。ひかり号の車内販売が無くなったのも変化だが、ひかり号に乗ったのはずいぶん前で、最近はこだま号が連続するので、元々車内販売は無かった。
半月して、既に次の中旅行も過ぎた後で、突然思ひ出した。

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