二千百九十九(和語のうた、新和語の歌)中旅行小旅行外伝(閲覧注意メモ書き歌)
壬寅(西洋未開人歴2024)年
一月六日(土)
月毎に日帰りの旅 今年から空いた日に入れ 前以て日を旅のため取らず無駄せず

反歌  これからは仕事まづ入れ昼帰り旅は日帰り空いた日に行く
反歌  泊まる旅日帰り仕事どちらとも重荷この歳半ばが似合ふ
昨年までは、旅は月に一回を原則とした。そのため予め旅行と決めた日は、仕事を入れなかった。今年は、仕事をどんどん入れて、空いた日に旅行をすることにした。この考へが出て来た理由は、一月の一週目はごみが多いから、初めての所は避けるべきだ。過去に行ったことが無いと、間に合はない惧れがある。お金に困り仕事を増やしたい訳ではないので、三月辺りに方針が変はるかも知れない。

近場にも見る物あまた多くあり 古隅田川下総と武蔵の境 尾久の原火の力にて電(いなづま)を作る建物商ひの街とお寺と祠などあちこちにあり飽きること無し

反歌  鬼怒川の水の力で電を今は小田原鋼の道を
反歌  富士見坂江戸から見える唯一つ残る坂でも今は見えずに
小旅行で行った数々の場所を回想した。

昼からの小さき旅も 幾つもの歌が生まれて 鬼怒川の事も分かりて 楽しひととき

反歌  見たく無し聞きたくも無し動く絵は速さも合はず話も合はず
小旅行は有意義だ。それに比べてテレビは、速さも合はないし無意味だ。見逃し配信で2倍にすると丁度合ふ。しかし聞き取りにくいので1.5倍が適正値か。

それぞれに 合ふ旅があり速さあり物事もあり 老いるまで時に限りが 動く絵や読み売るを見ず 時を無駄せず

反歌  歌を詠む心整へ合ふ物や事を見つけて時無駄にせず
自分に合ふ物事を見つけ、時を有効に使はう。読み売るは、新聞の代名詞とした。固有名詞の読売ではない。

近頃は 駅のみどりの窓口を閉じるが多く 日暮里を閉じるの話聞かずとも ひと度は行く小さき旅で

反歌  千代田線出来るの前に根津からは最も近き日暮れ里駅
日暮里までは、藍染大通りから谷中のあかぢ坂を上がり、突き当りを左折し二叉路を右側の下り坂から谷中小学校を過ぎ、七面坂を上がるのが一番近いと、父の秘伝であった。地図を見れば秘伝でも何でもないが。しかし普通の人は、坂の上下があるので気付かない。僅かの下りを避けて遠回りしてしまふ。(終)

メニューへ戻る うた(七百三十九の一)へ うた(七百四十)へ