二千百八十六(うた)閲覧注意メモ書き歌(曇天、源内良寛空海、紅葉、老化現象、大和言葉、温暖化)
壬寅(西洋野蛮歴2023)年
十二月十五日(金)
厚き雲 朝薄暗く真昼には明るくなるも 落ち着いた又は陰気な空の出来栄え

反歌  七時頃雨は上がるも一面にすき間無き雲これも作品
今日の天候を詠ってみた。
昨日観た平賀源内 天才と呼ぶは正しく国中の情報集め 文才と実行力も大きく勝る

反歌  源内の科学知識は舶来で天才非ず秀才はあり
反歌  源内は天才なれど紙一重狂ふ行ひその身滅ぼす
反歌  良寛は天才なれど鈍才と紙一重にて狂ふことなし
反歌  空海は天才なれど策略を信者も良心持たぬ者出る
源内の天才は、情報集めと文才と実行力。しかし最後は殺傷事件を起こし、獄中で一ヶ月後に病死。
(24.1.7追記)空海は、司馬遼太郎説に従ったものの、あれは作り話で真偽不明。おそらく偽だ。
紅葉の時期が遅れて 立冬の一ヶ月ほど後になり 木々色づきて 数日の前より落葉道端埋める

反歌  飛鳥山一週間ほど前からは黄色土色紅色の木が現れて台地色づく
まとまった木では、車窓から見える飛鳥山で季節を感じるが、今は道端が更に目立つ。
現在と未来のことを見るよりは 過去振り返ることが増え 歳を取りたか活力のやや衰へを自覚せず だが深層は自覚するかも

反歌  昨年の五月自覚し本年の九月体の疲れで短期
昨年五月に、心の働きが少し衰へたかと自覚し、これはその後も続く。一方で、今年九月にやはり心の働きが少し衰へたが、これは猛暑のあと気候が何回か急変したためで、その後治った。

十二月十六日(土)
大和歌長く大和の言葉のみ 世に新しき物見つけ世に新しき物作る 世の組合もいろいろな形作られ これらにはもろこし言葉当てはめる 戦に負けて片仮名も使はれ出して 少しづつ大和のみでは難しくなる

反歌  もろこしの言葉百(もも)年慣れがある片仮名言葉慣れあまり無し
反歌  文(ふみ)語(ことば)口(くち)語(ことば)佳し話すまま醜さのみで歌には避けよ
長歌の前半は、発見、発明、組織の複雑化。組織は漢語なので組合を用ゐた。労組とは無関係。後半は、明治時代にも片仮名語は入ったが淘汰されて漢字になった。戦後は日本語があるのに片仮名を使ふ言語障害マスコミが現れた。歌に文語口語まではよいが、話すままはいけない。文章なのだから。
年の暮れ 星が滅びる時までがひと年近くなるのみの 西の洋なる人々とその猿真似が 星を暮れへと

反歌  人の暮れ星の暮れより前に来る又は人のみ滅び残るか
反歌  星残る星だけあるは含まれず生き物残り元へと帰れ
地球温暖化防止は急務だ。移民国を廃止し、住民は普通の国々が引き取らなくてはいけないくらい、急務だ。
肩凝りがここ十日ほどひどくなり 四日の旅の後なれど その前からも兆しは続く

反歌  日帰りの四日旅では長く乗り肩凝り進み心疲れる
反歌  四日旅これで終はりて次からはひと日の旅で体を守る
今回の旅行前から兆しはあったとは云へ、終了後に肩凝りがひどくなった。
少しづつ体の重さ減り続け 十と二つの瓩(きろぐらむ) これだけ減るとみそ年を経ると云へども 心を向ける

反歌  歳取ると手足動かす筋(すじ)が減り脂(あぶら)はあるも軽くなるのみ
この一年で足の筋肉が落ちたと妻が云ひ、自転車を漕ぐと足が疲れる感覚がするので、自分でも分かる。一年で四瓩減り、三十年で十二瓩減った。一昨年辺りまでは、お腹の脂肪が減って健康体になったと喜んでゐたのに、今年からは筋肉の減少を気にするやうになった。歌に片仮名は避けたいので、瓩(きろぐらむ)と漢字(平仮名)の組み合はせにした。
昼頃に日差しが戻り強くなり うす雲切れと思へども 日の向きにより窓輝くか

反歌  昼頃は窓に向かひて日が入るうす雲見えて日の周り無し(終)

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