二千百二十六(うた)クルドの写真展
壬寅(西洋野蛮歴2023)年
十月十五日(日)
十二日から本日まで、クルドの写真展が、川口市立ギャラリーアトリアで開かれる。本日の午前は強雨で、午後には雨が弱まるが、午後は親戚が来るので、午前に出掛けた。途中で、引き返へさうかと思ふほど強かった。
トルコ領のクルド人地域の写真、トルコで大地震のときの写真、在日クルド人の写真などで構成される。日本の団体「在日クルド人と共に」が主催した。撮影した鈴木さんが会場にゐたので、お話を伺ふことが出来た。途中から元小学校教師も加はって、同級生と普通の会話ができるのに授業に付いてこれない、と云ふ話があった。小生が、漢字が読めないのでは、と云ふと昔は振り仮名があったなどの話になった。あと元教師の方が云はれるには、織田信長など分からないから授業に付いてこれないさうだ。
川口のクルド人は、トルコの一地方から来た人たちで、親戚関係にあるさうだ。クルド語は、二十歳以上は話し、日本語は十歳以下は話せるさうだ。クルド人どほしはクルド語を使ふが、日本人とはトルコ語の分かる日本人、日本語の分かるクルド人など。
インターネットの記事によると、男は日本語を話せるさうだ。また、次の記事も見つけた。
作家は、アメリカでジャーナリズムとドキュメンタリーを学び、ニューヨークを拠点に中東諸国、ヨーロッパ、アメリカなどで戦争・難民問題を中心に撮影してきた鈴木雄介さん、トルコで生まれ、新聞社でのカメラマン、テレビ局勤務を経て、トルコ・ジャーナリスト協会(TGC)の報道の自由賞を受賞したRefik Tekin(レフィック・テキン)さん、クルド音楽の演奏家で、クルド語で日本のことを紹介するユーチューブチャンネル「Japan Bi Kurdi」を運営する上田惠利加さん。

鈴木さんはアメリカで学んだのに、拝米が無いのはよいことだ。とかく欧米の猿真似で、日本は欧米みたいに移民を受け入れろとする方向へ行きがちだ。アメリカは移民の国と云ふ名の、先住民野生生物から土地を略奪した場所だから論外として、欧州が移民を受け入れるには、労働力確保(かつてのドイツ)など理由がある。それでも近年は移民反対の声が出て来て、イギリスのEU脱退も移民問題が一因である。
日本は、欧米の動きとは別に、住んでゐる人たちは差別しない、を基本にすべきだ。なをクルド人が国を持たない原因は、第一次世界大戦後の欧米による国境策定にある。アフリカの植民地化と戦後の独立も事情は同じだ。
遥々と海の外より秋津洲来た人々が 平穏に暮らせるやうに 国と県市と住民は一層努力を

反歌  欧米に目が偏るはカレイかも人権保護の対象外に
反歌  欧米の真似するけもの類人猿これも人権対象外に(終)
(10.16追記)人間を含むすべての動物に、動物権が必要だ。人権はこれに含めてもよい。二つの反歌は、カレイや類人猿に動物権が無いのではなく、人間のくせに目が偏ったり猿真似の中途半端を指摘した。

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