二千五十五(和語のうた、普通のうた)水出し茶
壬寅(西洋野蛮歴2023)年
七月三十一日(月)
一週間ほど前に、水出し茶の話をインターネットで見た。早速試したところ、なかなか美味しく飲める。お湯を沸かすと、室温も高くなるので冷房が無駄になるし、飲んだお茶で暑くなる。
インターネットでは数時間水に出す方法が一般だが、小生のお薦めは、急須で数分から10分。急須が空になったら再び水を入れる。二回目から後は30分でもよい。熱湯では三杯分のお茶葉で、五杯は飲める。五杯目も味と色がきちんとある。
水で出すお茶は美味しく 繰り返し作れ体は暑からず 部屋も涼しく悪い事なし
反歌
水で出すお茶の唯一欠点は一部カテキン溶けずに残る
茶は音読みだが、お茶は和語とした。
最初に水出し茶を飲んだとき、(1)水で三回ほど飲み、(2)そのあと60℃くらいで一回飲み、(3)xoiそのあと沸騰させたお湯で一回飲んだ。このうち極めて不味いものが一つあった。それは(3)で、水だとカフェイン、一部のカテキン以外が溶け、60℃でカフェインと一部のカテキンが溶ける。そして(3)では、それ以外が溶けるため極めて不味かった。
水で飲みそのあとお湯は美味しいが ぬるき湯で飲みそののちに熱き湯お茶と云へぬ飲み物
反歌
国なかで採れるお茶の葉皆で飲む国そとの豆船で入れずに
反歌
この星を暑くせぬため油にて船動かさず近くのお茶を
コーヒーや紅茶は、砂糖とクリームを入れることが多い。缶飲料、ペットボトルには、果糖ぶどう糖液糖を使用し、これは砂糖と比べて害が大きい。日本はお茶が合ふ。
お茶葉を買ふと、夏の間は減らずに困った。賞味期限を過ぎることもあった。これからはそんな心配をしなくて済む。
カテキンについては、かつてタンニンと呼ばれた。健康に良いとする情報がある一方で、摂り過ぎは体に悪いとする情報もある。夏は室温を高くし、体を熱くしてまでカテキンを摂ることは控へることにした。
鳥が鳴く狭山はお茶で名を得るも もも(百)作るうち 静岡はみそ(三十)ここのつ(九)で 鹿児島ははた(二十)まりひとつ(一) 三重ななつ(七) みやこ(京)の宇治はよっつ(四)にて 埼玉わずかひとつ(一)に止まる
反歌
埼玉は広さは二つだがお茶は一つ寒さが東の故に
埼玉県のホームページによると
令和3年産の埼玉県のお茶の栽培面積は783ヘクタールで全国第8位に位置しています。荒茶生産量は728トンで全国第10位となっています。これは、埼玉県が他の茶産地に比べて寒い場所にあるため、年2回しかお茶を摘まないことによるものです。
さてカテキンについて、農水省のホームページによると
水出し緑茶は、お湯で淹れた緑茶に比べ、「エピガロカテキン(EGC)」の割合が高く、免疫機能の維持に期待。(R3年度よりヒト介入試験を実施)
とある。(終)
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