百九十五、鉄ヲタは社会に有害だ


平成二十三年
八月二十七日(土)「鉄ヲタとは何か」
鉄ヲタと呼ばれる連中がゐる。鉄道オタクといつて駅や線路で写真を撮る輩である。鉄ヲタは社会に有害である。それをこれから明らかにしよう。
なほ民主党代表選に立候補した前原は社会に有害である。だがそれは拝米新自由主義といふ別の理由による。SLマニアが原因ではない。

ちなみに私は鉄ヲタではない。私が小学生から高校生のときに路面電車が少しづつ廃止されてゐつたのでまづこれを調べた。同じく国鉄の客車がだんだん少なくなつたので調べた。あとホームの高さも調べた。それだけである。だから大宮の鉄道博物館は一回も行つたことがない。新型の電車が出来ても興味がない。
ここで鉄ヲタかどうか検査をしよう。
あなたは横断歩道で信号が青になつたときに次のことをすることがありますか。
(一)右左を指差しそれぞれ「よし」と声に出すいわゆる指差喚呼をしてから横断を始める。
(二)「出発進行」と言つて歩き始める。
(三)VVVFインバータの音を真似て「ウィーン、ウィーン、ウィー」と言ひながら歩きを加速する。
(四)「発車しまーす。チンチーン」と言つて歩き始める。
このうち一つでも該当するとあなたは鉄ヲタである。このうち(四)は路面電車オタクで特に重症である。そうならないやうに、これから鉄ヲタについて論じよう。

八月二十八日(日)「東京総合車両センター夏休みフエア」
昨日はJR東日本の東京総合車両センターの公開日だつた。私も始めて参加した。ああいふ家族連れで楽しめるものは大歓迎である。多数の家族連れが来場した。これからも毎年実施してほしい。車両や台車やクレーンを珍しそうに写真に撮る人も多数ゐた。これも記念になるからよいことである。ところが鉄ヲタたちは会場の一番隅の大崎駅に近いところに四十人ほど陣取りカメラを構へて列車を待つてゐた。

昨日ではないが十年ほど前に、乗客のほとんどゐない小さな駅のホームに鉄ヲタが5人ほどカメラを持ち立つてゐた。何が来るのか聞いてもニヤニヤするだけで答へない。
そのうち列車が来た。線路検査用の電車だつた。ところが駅の手前を曲がり別のホームに着いた。鉄ヲタたちは口々に「なんだよ」「ちくしょう」などと叫んでゐた。
この電車が来ることはどこから聞いたのかこの数人しか知らない。希少価値のある写真を撮らうとしたから私には教へない。別のホームに行つて停車してゐる車両を撮ればいいではないかと思ふのだが、電車自体の写真は多数あるから撮つてもつまらない。駅に進入するところに希少価値があるのであらう。
鉄ヲタといふのは家族連れで楽しむわけでもなく、鉄道の調査や研究をするでもなく、社会とは隔離して自分たちだけいい写真を撮りたいといふ連中である。新自由主義者たちと似てゐる。

八月二十九日(月)「努力の要らない趣味」
サツカーやテニスならトレーニングや練習が必要である。将棋や書道や絵画や漢詩も大変な努力を要する。ところが鉄ヲタはカメラさへあれば事足りる。これほど気楽な趣味はない。
自由と民主主義を叫び西洋猿真似と拝米しかできない新自由主義の安直政治家と共通である。

八月三十日(火)「鉄子現れる」
四年前に中央東線の岡谷駅で飯田線に乗り換へた。三mくらい前の席に三歳くらいの男の子を連れた若い母親がゐた。発車時刻までまだ時間があつた。ホームの向ひ側に特急あずさが東京方面から来た。若い母親は子供を連れてホームに出た。男の子が「電車に戻る」とぐずるのを無視して特急を見て発車した後で飯田線に戻つた。戻ると男の子は機嫌を取り戻した。あの若い母親が当時流行した鉄子だなと思つた。
この当時が鉄子のピークでその後は急速に終結した。その理由は「鉄子の旅」といふテレビ番組が放送されたためだつた。私はこの番組を見たことはないがマスコミの威力はすごいものである。

八月三十一日(水)「バスヲタ現れる」
バスヲタにも一回出会つたことがある。今から二十数年前に国際興業バスの浦和発蕨行きに乗つたときである。
運転手に向つて「何々行きは何十分一本で、何々行きはそれより少ないですよね。」などしきりに話しかける若い男がゐた。そのうち「何々行きはありますか」だとか聞いたが、運転手は「君のほうが詳しいではないか」と相手にしなかつた。これは上手な対応である。本当は他の路線の時刻表は持つてゐないのだが、さう答へるとバスヲタはますますその気になつて自分の知識を披露したであらう。

九月一日(木)「鉄ヲタを家族連れに」
東京総合車両センターに家族連れが多数来場したのは喜ばしい。鉄ヲタは独身を卒業し子育てを経験すべきだ。そのやうな世の中にもすべきだ。そのためには非正規雇用の撲滅が大切である。あと朝日新聞と松下政経塾後期出身者を新自由主義から改心させるか撲滅することも必要である。こんなに鉄ヲタの多い国は世界でも日本だけである(完)


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