千九百三十(和語のうた) 城北中央公園
壬寅(西洋野蛮歴2023)年
一月二十五日(水)
城北中央公園の近くに行く用事があった。これで二回目である。一回目は、常盤台駅行きのバスを調べることに集中し、今回は城北中央公園に集中した。
この公園は石神井川の左岸にある。哲学堂公園が妙正寺川の左岸にあるので、どことなく似たところがある。違ひは、城北中央公園はやたらと広い。そして中身がない。森は立派な公園である。史跡も立派な公園である。しかし城北中央公園は、単に広いだけだ。
飛行場など何かの跡地なのだらう。さう思ったので、気にすることはなかった。石神井川の右岸は、遊水地を建設中だ。これも哲学堂公園と共通だ。園内地図によると、右岸は花の広場など九つの飛び地が、遊水地のほかにある。
帰宅後にインターネットで調べると、戦時中の防火用地ださうだ。これで公園への好印象が激減した。やはり広いだけだ。
城の北大きな空き地 木や草が残るとは云へ 家々に比べ空き地は珍しいそれだけにして 野に生きる棲むところとし残すべきでは

(反歌) 生き物の回る廊(わたどの)望まれる鳥と獣と虫と魚の
上板橋駅から南側の商店街は雰囲気がよい。道路がある程度狭いのがよい。そして、駅が小さいのがよい。ところが三月から上板橋に準急が停車するやうになる。
広くない道に大きくない店が並ぶ街中嬉し懐かし
(甲点)
上板橋は、北側が一路線のみのバス終点と、区の施設(教育科学館、図書館、公園)。南側は三百メートル離れた川越街道までの小さな商店街。この住み分けが、感じの良い商店街を守って来た。そして北側も、それほど賑やかではないところが南側と調和する。調和と住み分けが共存する駅だ。(乙点)
三月の準急停車で、少しづつマンションが増えるかも知れない。マンションは駅から離れた場所か、北側にしてほしい。
住み分けと調べ和むの二つにて 南側には店がある 駅より人が歩くも多し

(反歌) 駅前に大きな道があるときは乗るか素通り街は寂れる
(今回の特集は、甲点で最初終了した。これだと4KBに足りないので、乙点まで追加した。それでも足りないので更に追加した。終)

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