千八百三十二(うた) 水道工事は地元の専門業者に頼め
壬寅(西洋野蛮歴2022)年
九月十六日(金)
水道の検針の紙といっしょに、漏水してゐると云ふ文書が入った。「さいたま市 水道工事」で検索し、検索結果にも「さいたま市」と書かれた業者に電話をして、来た業者は東京の西南部だった。ホームページには出張見積もり無料とあるが、漏水検査に二万円強掛かると云ふので、それなら相談してからお願ひします、と一旦断った。聴音検査なら四千円でいいと云ふ。それも一旦断り、その理由として水漏れはこの辺りだと洗濯機の裏側を示した。
試しに裏側の家の外を少し掘ると土が濡れてゐる。と云ふことで、検査なしで場所が特定できた。水道管はメーターから家に引き込む何ヶ所かの所まで地上に新設する方法で、六十六万円(税込み)の見積もりを頂いた。
再度「さいたま市 水道工事」で検索し、検索結果に「埼玉県内」と書かれた業者に電話をして、来た業者は東京の東部だった。場所は特定できてゐると説明すると、五十万円までで正式には工事業者が来て調べる、注文しない場合は二万円掛かると云ふ。工事業者に来てもらふかどうか、後で連絡すると伝へて一旦帰ってもらった。
「さいたま市 水道工事」で三度目の検索をして、さいたま市役所のホームページから指定工事事業者一覧をダウンロードし、家の近所の業者に電話を掛けた。転送で電話受付会社らしいところへ繋がったのは、後ほど多少気にすべきことになるかも知れない。三日後の夕方に来てくれることになった。
念のため、指定工事事業者一覧からもう一社電話を掛けると、社長の奥さんか事務員の人が出て、その日のうちに来てくれて、概算費用は五万円から六万円と云ふことなのでお願ひし、一時間後には完了した。料金は税込みで六万円弱だった。
それにしても、六十六万円、五十万円、六万円と、なぜこんなに料金が異なるのか。

九月十七日(土)
結論として、水道工事は地元の専門業者に頼まないと駄目だ。昨日紹介した二社目の場合、専門業者に来てもらふと二万円掛かると云ふ。さう云ふ本人は専門業者ではないのか。
全国から電話を受ける業者、訪問する業者、専門業者。こんな多重請け負ひをやったら、高くなる。しかも訪問する業者は都内からわざわざ来る。「さいたま市」で検索したのだから、検索に引っ掛けて「さいたま市」などと表示する最初の業者が悪い。
似た例に、屋根業者がある。数年前に話をした業者は、足場を組むと云ふ。二階建てなのにそんなことをしたら高くなるに決まってゐる。専門業者に頼んだら、一階の屋根から二階に梯子を掛け、修理してくれた。料金はやはり十分の一くらいだったと思ふ。
台風の影響で屋根業者の予約が埋まったときだった。無関係の業者が儲けようと進出するから、かう云ふことになる。私は昔、家電店でバイトをしたから、一階の屋根から梯子で二階に上がり、テレビアンテナを設置するくらいはできた(注意、このホームページを読んだ人は、絶対に真似をしないでください)。今は無理だが。屋根の修理に足場なんて聞いたことがない。
地元での信用を得た業者ならまづ安心し話ができる
専門の業界ならば年数も考慮に入れて安心できる
水道を直してくれた二人組若いが仕事立派にやった

若いが一人は熟練、もう一人は助手として工事を成し遂げた。昔、経験の浅い人に壁紙工事を依頼し、すぐ剥がれてしまった。横浜市鶴見区時代の話だ。その数年前に、さいたま市の家でエアコン工事で担当者が素人で、私が帰宅後見て変なのですぐ連絡し、配線をやり直したこともあった。熟練は必要だ。(終)

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