千七百四十一(歌) 最後になるか、国際展示場訪問
壬寅(西洋野蛮歴2022)年
五月十一日(月)
国際展示場で、「AI・人工知能EXPO」「ブロックチェーンEXPO」「量子コンピューティングEXPO」「デジタル人材育成支援EXPO」が本日から三日間開催される。
本日は北池袋に引き継ぎの用事があったため、その足で国際展示場に行った。地下鉄の回数券が二枚余る事情もあった。私は回数券を、余っても使ふ当てがあるときは購入する。今回回数券が無いなら国際展示場には行かなかった。つまり東京メトロは回数券で一割引きにした結果、私は必要無いのに往復乗車したから二割運賃収入が増えた。
コンピュータ業界とは縁が切れたため、展示会の見学は素通りに終はった。昼食を済ませて会場へは12時に着き、午後3時まで見る予定だった。母には帰りが少し遅くなると説明した。ところが12時45分には見終はった。仕事と無関係になると、こんなに関心を持たなくなるのかと、驚いた。
私が仕事で関係したのは、「AI・人工知能」だ。それなのに知らない会社名ばかりだった。判る会社名は、日本電気など元々有名なところだ。
展示会に行くと、紙製のバッグを貰ふことが急務だ。集めたパンフレットは、持参したかばんには入りきらない。会場に入り、FPTジャパンホールディングスと云ふ会社が、私の歩く横からバッグを差し出すので無意識に受け取り、私の入場票のバーコードを読み込んだ。ここまでは、今までと同じだ。ところが会場を出るときに、FPTジャパンのパンフレットしか受け取ってゐなかった。
FPTのバッグは布製(化学繊維製)だ。せっかく頂いたので、同社の宣伝をしてお返しすると、FPTはベトナムのハノイに本社がある。会場を出てパンフレットを読むまで、てっきり日本の会社だとばかり思ってゐた。アメリカ、ドイツ、イギリス、中国、台湾、インド、マレーシア、インドネシア、ミャンマー、フィリピン、オーストラリアなどに子会社がある。
FPTジャパンホールデングスは、本社が港区、札幌、横浜、名古屋、大阪、広島、福岡に事業所がある。刈谷には開発センター、沖縄にR&Dの子会社がある。
FPTの強みは、データドリブンフレームワーク、豊富な実績を持つエンジニアチーム、迅速なデリバリーモデル。
会場は南棟で、見るのは初めてだ。帰宅後に調べると、三年前に開業した。と云ふことは、三年以上来なかった。月日が経つのは早い。前に来たときは、地下鉄有楽町線の辰巳または豊洲から歩いた。約三十分だ。当時は子供二人が大学の為、節約をする意味もあったが、それよりゆりかもめは高い。
今回は、国際展示場に来る最終になるだらう。だから懐かしい経路を踏襲し、往路は辰巳から、帰路は豊洲まで歩いた。往路が暑かったので、帰路は都バスにしようとしたら、待ち時間が十五分ある。それなら歩くのと大差ないので歩いた。
展示会三十年の前はまだ 晴海若しくはサンシャイン 晴海はのちに閉鎖され サンシャインでは出展社増大のため狭く困難
(反歌)
業界は三十五年前までは高利益にて皆で見学
(反歌)
晴海へは浜松町で乗り換へる水上バスが速く涼しい
(反歌)
社内から男女多数が展示会水上バスは華やか時代(終)
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