千七百四十(歌)(モリカケ桜疑獄二百十七の二) 細田の駄発言、堕発言
壬寅(西洋野蛮歴2022)年
五月十七日(火)
細田派を安倍派にするため、細田を衆議院議長に祭り上げた。今となっては、末り下げたと云ふほうが実態に合ふ。読売新聞のホームページによると
細田氏「議長になっても毎月100万円しかない」「議員を増やしたって罰は当たらない」
と云ふ見出しで
細田衆院議長は10日夜、東京都内で開かれた自民党参院議員の政治資金パーティーで、「月給で100万円未満の議員を多少増やしたって、罰は当たらない」と述べ、国会議員の定数増を主張した。
更に悪質なことに
「議長になっても毎月100万円しかない。上場会社の社長は1億円は必ずもらう」とも語った。
かうなったのは、安倍を派閥会長にするため、細田を衆議院議長に末り下げたためだ。
田分け者田圃を分けて細い田に祭り上げずに末り下げたか
五月十八日(水)
NHKのホームページに
細田衆院議長「月給100万円未満の…」発言に批判「今後控える」
が載った。今後控へるとは、ずいぶん無責任だ。例へば殺人犯が、今後殺人は控へると言っても、その前の犯罪が許される訳ではない。細田がすべきは、埋め合はせだ。派閥会長を安倍に渡した経緯を発表するのがよいではないか。或いは安倍が首相だったときにモリカケ河桜藪黒に派閥がどう関はったかでもよい。
今回の発言について
立憲民主党の馬淵国会対策委員長は「議長の資質も含めて大きな問題だ」と批判しました。
野党は、最低でも細田の首を取らう。
日本維新の会の馬場共同代表も細田議長の発言について「絶対にバチが当たる。10増10減もしくは10減でもいいという勢いで訴えていきたい」と述べました。
これも正論だ。
共産党の志位委員長は、記者会見で「発言の内容以前に、議員定数の問題に、議長がコメントすること自体が許されない」と述べました。
これも正しい。裁判官が判決の前にいろいろ発言するやうなものだ。
五月十九日(木)
FNNのホームページに
議員増やしても罰当たらない…細田議長発言に「あり得ない」 与党内からも「常軌を逸している」の声
が載った。
与党内からも(中略)「常軌を逸している」「考えられない。早く辞めて欲しい」など批判の声があがっている。
細田は議長を辞めるか、派閥内の事情を話すか、どちらかしかない。
五月二十日(金)
細田が百万円罰当たり発言のほかに、二つやらかした。一つ目は週刊文春のホームページに
「給料月100万しか」発言 細田博之衆院議長が36万円不記載 政治資金規正法違反の疑い
が載った。
細田氏が代表を務める政治団体が、「自由民主党島根県第一選挙区支部」。(中略)この一軒家に事務所を置く政治団体がもう一つある。「自由民主党松江支部」だ。事務所だけではなく、「自由民主党島根県第一選挙区支部」と同様、細田氏の秘書が事務担当者を務めている。
これだけでも怪しい。
「自由民主党松江支部」の政治資金収支報告書によれば、2020年に毎月3万円ずつ、合計36万円を「自由民主党島根県第一選挙区支部」に寄付している。ところが、同年の「自由民主党島根県第一選挙区支部」の報告書にはその記載が一切ないのだ。
政治資金に詳しい神戸学院大学の上脇博之教授が指摘する。
「政治資金規正法違反の不記載罪に当たります。36万円分を“裏金”として使ってしまったがために、その分の収入を隠したと見られても仕方ありません。細田氏には説明責任が求められます」
以上は週刊文春5月26日号の記事だ。
五月二十一日(土)
二つ目は、時事通信のホームページによると
週刊文春は、細田氏が女性記者に対し私生活を聞いたり、深夜に「今から来ないか」と電話で誘ったりしたなどと報じた。
記事は前半で
立憲民主党の馬淵澄夫国対委員長は19日の党会合で、同日発売の週刊文春で女性記者へのセクハラ疑惑が報じられた細田博之衆院議長について「国権の最高機関の長という立場以前に資質を欠いている」と批判した。小川淳也政調会長も「(本会議で)毎回議長が入ってくるときの立礼をやめたらいい。本当に品位に欠ける」と指弾した。
これで細田辞任は確実になった。
五月二十二日(日)
TBSのホームページによると
19日の本会議。侮辱罪の厳罰化に反対する野党議員は細田議長の目の前でこう発言しました。
立憲民主党 階猛 衆院議員
「細田議長が女性を弄んでいると言い放った場合、侮辱罪で処罰されるのか。これはまさに出たとこ勝負、捜査司法機関の胸先三寸です」
品位を欠く発言だとして、自民党が議事録の削除を求める事態となるなど波紋を広げるセクハラ疑惑。
細田議長は「折を見て何らかの形で説明をしたい」としています。
階さんの発言は偉い。野党はかうでなくてはいけない。それにしても細田は、すぐに説明すればいいではないか。なぜ折を見てなのか。すぐにできない事情があるのだらう。
野党とは与党と喧嘩するためにあり 与党とは身内の不正正す義務あり 派閥には功罪あるも安倍派罪のみ
(反歌)
自民党安倍の不正を見逃した今は挽回するの好機だ
昭和二十年以降は口語の世界になった。しかしたまに文語が入ることがある。デモで「xxせよ」と叫ぶのはその一例だ。今回は「義務あり」と文語にしてみた。
五月二十三日(月)
細田はなぜすぐに説明できないのか。この件が明るみに出てから、細田が説明するまでの日数と、その間に細田事務所や安倍派議員がどう動いたか。これも今後の焦点になる。
問題が無いならすぐに説明できる 問題があるなら折を見るまで延ばす
五月二十四日(火)
細田事務所がさっそく動いた。毎日新聞のホームページによると
衆院の細田博之議長の事務所は23日、細田氏のセクハラ疑惑を伝えた週刊文春の記事は「全くの事実無根」として、同誌を発行する文芸春秋に抗議文を送付した。(中略)抗議文は「裏付けは取れておらず、事実に反する」と否定した。
この抗議文だと、裏付けは取れておらないことをまづ抗議してゐる。また事実に反すると云ふが、どの部分が事実に反するのか。抗議文は「書類の山で、他人を招き入れるような場所でもない」とも書いてあるが、「今から来ないか」と呼び出して、別の場所に行く予定だったのではないか。或いは最初から別の場所で待ち合はせか。
報道に関しては衆院議院運営委員会の理事会で野党側が細田氏本人による説明を求めている。
本人による説明ができない理由でもあるのか。報道から説明までの日数計が、タクシーのメーターみたいにどんどん上がって居るぞ。
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