千六百ニ十九(歌) 行動日記(日暮里、谷中、根津、池之端)
辛丑(2021)
十月二十四日(日)
京成津田沼の先に用事があり、妻と行った。帰りに日暮里駅で別れた。駅を出て七面坂を下り、岡倉天心記念公園、赤字坂、芋甚の横、都電公園、不忍池を経由して上野駅から帰った。
まづ七面坂と階段に分かれるところに、柵があり販売用の犬が昭和四十年代には中にゐた。今も柵はあるものの犬の販売はしてゐないみたいで、しかし首輪などを売ってゐた。
岡倉天心記念公園の先に、台東区立防災広場初音の森と云ふ広大な空き地ができた。元は民家か寺の敷地か。
赤字坂は背よりも高い石垣と、その上に植木があり、私が幼稚園児の頃から親しんだ場所だ。何とここにマンションを建設する計画がある。反対のポスターが貼ってあり、賛成の署名活動は
ここをクリック(https://www.change.org/p/株式会社・・・御中-石垣の上にツツジや紫陽花が咲く-谷中あかじ坂の風景を守りたい・・・)
赤字坂 途中の左 階段を 上がればかつて 放送の あまちゃんの寮 今は静かに

赤字坂の下の「旅館澤の屋」が日帰り貸室と日帰り風呂の副業を始めたのはよいことだ。その先で本日は歩行者天国と青空市をやってゐた。
芋甚の角を左折し、少し先の左側に米山と云ふ、そば製造販売店があった。普通の店は、扉を開けて中で買ひ物をする。この店は、道に面して机の高さの棚にガラス扉があり商品を陳列してゐた。中ではベルトが回転し、そばを切るところが見えた。
この、道と一体になった風情ある店の向かひに、マンション裏の機械式立体駐車場ができたのは今から二十五年くらい前だらうか。その数年後に米山は廃業した。高齢が原因かも知れない。しかし、あの立体駐車場の大きな機械があると、雰囲気がぶち壊しだ。影響が無かったとは云へない。
その立体駐車場も老朽化したため、今は地上地下式の穏健なものになった。

十月二十五日(月)
宮の湯は、建物を改造して、一階と二階に幾つかの店舗などが入居した。宮の湯は昭和四十年代前半に、各洗ひ場にシャワーを設置した。その斬新な施設に感心したものの、集客力では赤津湯が一番だった。その赤津湯が最初に閉店した。
池之端の台東区立公園に、都電展示があった。前にも見たがすぐ忘れるのは、展示の車輛は荒川線ではるか後に作られ(台車などは流用)た車輛で、池之端を走った車輛とは無関係だ。
上野動物園は、予約した人しか入園できず、入口も正門のみだ。不忍池のなかのボート池は、水鳥保護のための杭に古いボートを横倒しで並べ壁とした。
上野には 桜の山に 博物館が 山の下 不忍(しのばず)の池 弁天堂が

(反歌) 山と池 どちらも含む 広がりは 子供に人気 動物園が 三つともにあり(終)

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