千五百九十七(和語の歌) ニュースを読んで(夫婦別姓、大江戸温泉物語、高速フェリーあかね売却、眞子様)
辛丑(2021)
六月二十三日(水)夫婦別姓
最高裁で、夫婦別姓婚姻届け不受理は合憲と云ふ判決が出た。これはよいことだ。法律や慣習に違反して違憲の判決を勝ち取るなんて、そんなことをしてはいけない。
しかし立法府は、夫婦別姓を選択できるやうに法律を改正すべきだ。合憲判決が出た今がよい。一方の意見が大敗するのではなく、皆が少しづつ歩み寄るのがよい。
西洋野蛮人の猿真似で夫婦別姓を認めることには反対だ。江戸時代に一般の人は姓を名乗れなかったし、大昔は妻が姓を名乗り続けたこともあった。過去からの習慣として、希望者は旧姓を名乗らせればよい。
昔には あった習ひが 役に立つ 西の洋(うみ)への 真似と異なり


六月二十四日(木)その一大江戸温泉物語
お台場の大江戸温泉物語が閉館することになった。コロナ禍の影響かと思ったら、契約時の借地借家法では、契約の最長期間は20年で延長が認められておらず、更地にしたうえで土地を返還するさうだ。
お台場でも五本の指に入る観光施設なのに、もったいないことだ。都有地なら、再契約しない小池が悪い。
大江戸の 温(あつ)い湯舟の 店閉じる 今から起こせ 惜しむ大声
 

六月二十四日(木)その二高速フェリーあかね売却
高速フェリーあかね売却のニュースを見つけた。新潟日報のホームページで
佐渡汽船(新潟県佐渡市)の小木-直江津航路で運航していた高速カーフェリー「あかね」の売却に向け、同社が海外の企業と最終交渉を進めていることが22日、分かった。(中略)譲渡額はあかねの帳簿価額を上回る30億円程度で調整しているとみられ(以下略)

新型コロナウイルスの影響もあるが
2015年に(中略)就航したあかねは、双胴船特有の揺れで客離れが進み、(中略)17年以降、年約10億円の赤字を出していた。

インターネットで調べると、双胴船は揺れが少ないとある。しかし乗船した人の投稿を読むと、海がしけると一等のある前方がひどく揺れるため、乗船券売り場で二等を案内するさうだ。波に斜めに入ると左右で揺れがずれるため、酔ふらしい。二等は揺れが少ないが、それでも窓を見ると窓一面に青空が見えた後に、窓一面の青い海になり、前の壁を見ないと酔ふさうだ。
気分が悪くなった人が横になるためのじゅうたんコーナーもあり、元々座席のあった所を撤去して作られた。案内係に申し出て利用し、無断利用はご遠慮ください、とある。これでは乗客が減るのも無理はない。
佐渡ヶ島 行き来する船 二つ船 荒波に負け 人も負け 行くは高波 起きない国へ

大阪府立大の池田良穂さんが日本旅客船協会機関誌に書いた記事によると、過度の復元力のため荒天のとき横揺れが激しく、また、短周期の横揺れで乗客の受ける加速度は周期の逆数の二乗だから大きく、船酔ひの確率は低いが船内歩行がしにくい、とある。

六月二十八日(月)眞子様
日刊ゲンダイのホームページに
小室圭さんは一度は「婚約辞退」を考えた 内定会見後のお食事会から“異変”が…

が載った。
2017年5月の婚約発覚以来4年も続く小室さんへの懐疑の目とバッシング。となると普通の人なら、「小室さんはつらくないのか、幸せなんだろうか」と素朴な疑問を持ってしまう。
1億5000万円の“持参金”や将来の天皇の義兄というステータスを手に入れるなら、有名税を払うのも仕方ないと考えているのだろうか。だから、婚約破棄を言い出さないのだろうか?

これに対し皇室関係者が
「実は小室さんは眞子さまとの婚約を諦めようとしたことがあったんです。マスコミから叩かれまくるわ、(秋篠宮)殿下からは問い詰められるわ、(中略)それを眞子さまが励ましたというか……」

小室さんが諦めようとしたことは当然だと云ふ。皇室記者が説明するには
「小室さんは皇室から金をもらっているわけでもないし、眞子さまと別れても、(中略)いずれアメリカで弁護士資格を取って活動できる。(中略)アメリカなら『元プリンセス眞子のフィアンセ』の肩書は貴重。それにアメリカの弁護士は日本よりステータスも高い。どこかの別の金持ちの娘と結婚したほうがはるかに楽なはずです」

一方で皇室記者は
では眞子さまは小室さんの婚約辞退をなぜ引き留めようとしたのだろうか。恋は盲目ということか。
「(前略)紀子さまと距離を置きたいんじゃないかな。(中略)それに眞子さまも、小室さんを逃したら次の縁談は限りなくゼロに近づきます。(以下略)」

国民(くにたみ)は 妬むことなく 秋篠の 宮様のする 行ひを 倣ひ静かに 見守るべきだ

(反歌) 眞子さまは 国のお金を 受け取らず 暫く洋(うみ)の 外で静かに(終)

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