千五百九十五(歌)(モリカケ桜疑獄二百五の五) オリンピック開催間近
辛丑(2021)
七月二十日(火)
Ｎｅｗｓポストセブンに、週間ポスト7月30日・8月6日号の記事が紹介された。
東京に4回目の緊急事態宣言が発令されるなか、東京五輪は「無観客」で強行開催される。米国のニュース専門局CNBCは「東京五輪のさらなる挫折」、フランスの公共ラジオは電子版で「（ギロチンの）刃が落ちた」と報じた。
この間の安倍と取り巻きの発言がひどかった。
「人類が新型コロナに打ち勝った証として、完全な形で開催する」（安倍晋三・前首相）
昨年3月24日、当時の安倍晋三・首相はトーマス・バッハIOC（国際オリンピック委員会）会長との会談で五輪の1年延期方針を決め、こう語った。
「完全な形」の意味を安倍側近の萩生田光一・文科相はこう説明している。
「『完全な形』というのは、無観客にせず、きちんとした形で選手の皆さんに参加して頂く大会を目指すということだと思う」
政府は安倍発言に縛られ、中止もできず、無観客の判断も遅れて現在の事態を招いた。安倍氏は完全な形で開催できなかった責任をどう考えているのか。
そのとほりだ。
七月二十一日(水)
五輪担当相の丸川は、無教養な女だ。ＮＨＫのホームページによると
「世界中から多くのアスリートを日本にお迎えし、世界の最高の競技が繰り広げられることを期待をしている。世界の頂点を目指すアスリートの姿を通じて、次の時代を生きる子どもたちに夢や感動を味わってほしい」
まづ「選手」と云ふ美しい日本語があるのに、なぜアスリートなる醜い単語を使ふのか。しかもたった二行の中に二回も使った。残念なことに、ここ二十年くらいアスリートを使ふ人間が、スポーツマスコミ、役員、選手の中に出て来た。だからと云って、五輪担当相が使ってはいけない。
次に「世界の最高の競技が繰り広げられることを期待をしている」とは一体なんだ。各国の代表なのだから、世界最高の競技になることはあたり前だ。判り切ったことを云ふのは無能な人間の特徴だ。しかも「期待をしている」は、上から出場選手を見下す発言だ。
「次の時代を生きる子どもたちに夢や感動を味わってほしい」は日本語が変だ。「次の時代を生きる子どもたちは夢や感動を味はってほしい」または「次の時代を生きる子どもたちに夢や感動を与へたい」としなくてはいけない。
そもそも丸川の所属する細田派の肥大が原因で、モリカケ桜問題が未解決だ。次の時代を生きる子どもたちは、閉塞感しか持てない。夢や感動には、まづ細田派の分裂が必要だ。
あらたまの 五十七年 遡り オリンピックが 東京で 洗脳効果が 無い時代 国民皆が 復興祝ふ
(反歌)
敗戦の 洗脳された 言葉にて アスリートやら 国を亡ぼす
七月二十ニ日(木)
昨日の「次の時代を生きる子どもたちに」は、文法の誤りとまではいへない。「に」は、体験をさせるときにも使ふからだ。しかし文脈が変だ。だから「次の時代を生きる子どもたちは」がよい。主催側として能動性も出てくる。「に」は能動性が無い。主催側の自信の無さが現れた。世間の風当たりの強さが現れた。
丸川は誤解してゐる。菅内閣の支持率が低いのは、新型コロナ対策が悪いためでも、オリンピックを強行したためでもない。安倍のモリカケ桜隠蔽性をそのまま引き継いだからだ。だから何をやっても、安倍の二番煎じに見える。
七月二十三日(金)
オリンピック組織委員会は、開会式閉会式のショーディレクターを務める小林賢太郎さんが芸人時代にユダヤ人大量虐殺をネタにしたとして、解任した。
この件は、何と中山泰秀が裏で糸を曳いてゐた。東京スポーツのホームページによると
自民党の中山泰秀防衛副大臣がユダヤ系団体に〝通報〟していたことが明らかになった。
フォロワーから今回の問題で連絡があった中山副大臣。すると自身のツイッターで「早速サイモンウィーゼンタールセンターと連絡を取り合い、お話をしました」と報告した。
その上で「センターを代表されるクーパー師から、以下のコメントがありましたので、ご報告します」と明かし、同団体のコメントを続けてツイートしている。
東京オリンピックを混乱させる中山は、安倍の基準では反日だ。安倍が基準を撤回するか、中山を細田派から除名にするか、どちらかをやらないと収まらない。
中山の問題点は、小林賢太郎さんに問題があるのなら、それを国内で公表し小林さんが謝罪して収めるべきだった。中山のやったことは、オリンピックの妨害だ。防衛副大臣辞任は免れない。
七月二十四日(土)
小林賢太郎さんの問題を、日本国内で解決したとする。世界から称賛されただらう。ところが中山泰秀と云ふ馬鹿な副大臣が、アメリカのユダヤ系団体に通報した。だから、日本は何をやってもアメリカの外圧に屈したとしか見えない。
中山は、副大臣辞任では済まない。議員辞職が当然だ。
七月二十五日(日)
オリンピックは八月八日までだ。中山の辞任は、期間が限られてゐる。
次の問題点として、オリンピックの開会式に、マスクを付けない選手がゐた。それなのに組織委員会は個別に注意しないことを明らかにした。これでは規則を守った選手が馬鹿を見たことになる。マスクを付けなかった選手は、罰金か出場停止のどちらかにすべきだ。
前回のオリンピックは、十月一日に始まった。今回は真夏に開催するから驚く。冷房を入れて競技をすれば、地球温暖化を加速させる。
メニューへ戻る
(モリカケ桜疑獄二百五の四)歌(百三十五の四)へ
(モリカケ桜疑獄二百五の六)歌(百三十五の六)へ