千五百八十六(和語の歌) iZooとKawaZoo
辛丑(2021)
五月二十ニ日(土)
横浜市戸塚区のアパートから3.5mのアミメニシキヘビが逃げた。本日、体験型動物園iZooの園長さんが発見した。園長さんは、一般社団法人日本爬虫類両生類協会の代表理事も務める。Facebookに協会が書いた五月十六日の投稿がある。
アミメニシキヘビ逸走について横浜市の気温を調べてみました。
ヘビが行方不明になってから10日間、日々の平均気温が17.2℃〜22.5℃。
アミメニシキヘビの好適温度が28℃以上と考えると低すぎる。
遠方に移動したと考えにくく、近場に潜んでいると考えられる根拠。
特に8日の最低気温が13.8℃。
屋外を延べ数百名で捜索して見つからないことを考えると、寒さを凌いでアパートの天井裏、外壁内部に潜んでいる可能性は十分にありえます。(以下略)
そして天井裏から発見された。天井裏は警察や消防が二回探したさうだが、さすが専門家だ。どのマスコミも称賛した。
ヘビが逃げ 十(とお)と七日(なのか)で 見つかった 水が無い上 寒いので ヘビも心で 喜んでゐる
(反歌)
伊豆にある トカゲとヘビの 棲む園(その)に 総ての人が 行って学ばう
上の子はiZooに二回行ったことがある。一回目は普通の入場者、二回目は大学の現場実習で学部長(或いは学科長だったか)と担当教授の園長宛の実習依頼書を提出し、終了後は園長さんの証明書を大学に提出した。
五月二十三日(日)
iZooをインターネットで調べると、1986年に開園したカメ専門水族館が2012年事業譲渡し、今の園長さんがiZooとして開園した。姉妹館としてカエル専門のKawaZooがある。どちらも河津駅が下車駅で、iZooはタクシーで海方向に5分、KawaZooは山方向に13分だ。KawaZooは路線バスもあり一時間に一本だ。
河津駅 大きな車(くるま) 乗り合ひて かはづに出会ふ 建屋に入る
iZooもKawaZooも永続可能、つまり自己繁殖型の動物園だ。かうでなくてはいけない。絶滅が心配される猛毒トカゲの繁殖に成功したテレビ放送の動画もみた。iZooもKawaZooに寄ったあとは、滝と池、温泉、そして夏は海水浴(新型コロナで昨年に続き今年も閉鎖)をするとよい。河津まで行ったら泊まるとよい。
河津には 砂浜そして 池や滝 いで湯もあって いづ園(その)や かわず建屋に 劣らず行かう(終)
(2023.1追記)上の子が云ふには「実習は七日のあと一日休みで、仕事は物を運ぶなど大変で、無料労働みたいだった。就職する人は大変だ」との事だった。実習や就職の人は、分かった上で参加してほしい。二つの動物園を健全経営化させたことはすばらしいが、関係者の苦労を伴ふ。
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