千五百七十ニ(新和語の歌) 3.船旅の動画を特集
辛丑(2021)
五月二日(日)
本日は、船旅の動画を午前中に集中して観た。まづ、橘丸で特二等と一等の差が値段ほど無いので、動画を観て、特二等は二段寝台でカーテン付き、一等はグループ向けだと判った。
「橘丸」で検索してゐるのに、なぜか「フェリーさんふらわあ」が検索結果に出て来た。大阪から九州行きで、船内にエスカレータがある。八階まであり、高級ホテル並みだ。
それに比べて今までの船は、倉庫か工場の屋内並みだ。二等は十五人の相部屋だが、マットと毛布が付きカーテンで仕切られる。これなら橘丸の一等にグループ以外で乗ったときより豪華だ。
橘丸紹介の動画を二つ観た。一本目は東海汽船公式ではなく個人と断るものの、準公式みたいだ。二本目は個人の制作だが、東海汽船協力とある。酒の自動販売機は、運転免許をかざす必要がある。私は、免許を更新しなかったから、東海汽船には乗船できない、と云ふほど大げさではない。乗船前に買へば済む。
特一等洋室は二段ベッドで四人一部屋、相乗りなのでトイレとシャワーは分離。特一等和室は四人でグループ向け、運賃の他にルームチャージが掛かる。結論として、船はグループ向けで、個人客は航空機が合ふ。予算の都合で船に乗るときは、二等か特二等か。
船の旅 親と子または 知り合ひで 出掛ける時に よく似合ふ 楽しく食べて 楽しく話す

(反歌) 空または 鉄の新たな 幹の筋 それに優るは お座敷の旅
かつてお座敷列車は人気だった。
橘丸が大揺れのなかで着岸や出航する動画を幾つか観た。これは昨日の2m横揺れで着岸できなかったときに比べると穏やかだ。特二等に乗った女の子の投稿は、眼鏡を掛けた暗い感じの女の子が声なしで登場する。その女の子が一年ほどして投稿したものは、眼鏡を掛けず急に明るくなった。なるほど最初のうちは目立たないやうにしてゐたのかと思ったが、明るくなったほうの動画は見なかった。今回は橘丸を調べることが目的だ。
さるびあ丸(二代目)が竹芝桟橋を出港後の、船内放送を訊いた。放送開始時の「我は海の子」が一番いい。
「アナと雪の女王」八丈方言Ver.も観た。一昨日観た八丈町教育委員会が進める島言葉による小学生の劇は判りやすかったが、「アナと雪の女王」八丈方言Ver.は、難しい。
子丑(ねうし)にて 四(よ)回り前に 島言葉 内地のものが 入り始める

以上紹介した八つ以外に、十五ほどの動画を、一部のみだが観た。そして午前中はすっかり船旅をした気分になった。東海汽船の「我は海の子」は、録音もした。今後はときどき聴くことができる。(終)

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