千五百四(和歌)(モリカケ桜疑獄百九十九の六) 西村は国民のことを考へない
庚子西暦元日後(2021)
閏十一月五日(火)(2021.1.5)
日刊ゲンダイのホームページに
西村コロナ担当相ツイートまた炎上 タキシード姿で“ノー天気投稿”し国民から批判殺到

と云ふ記事が載った。
どうして、わざわざ国民の感情を逆なでするような投稿をするのか。西村コロナ担当相のツイートが炎上している。(中略)門松の横にタキシード姿で立つ写真と一緒に、
<新年おめでとうございます。宮中の新年祝賀の儀に参列してまいりました……>と投稿。
このツイートが、国民の怒りを買っているのだ。
<西村、マスクしろや 家でもマスクだろ><マジで何やっとんの? 参列って何?>(位下略)と、怒りの声が噴出。
旅行も帰省も初詣も諦めた国民も多いだけに、国民に自粛を呼びかけながら、自分だけ「いつもの正月」を過ごしていることに対して批判が殺到しているのだ。


閏十一月六日(水)
西村のツイートが不快なのは、マスクをせず、しかも外出したこともあるが、それより宮中に行ったことを鼻高々に自慢したことだ。西村は前にも同じことをやった。
昨年4月、多くの国民がPCR検査を受けられなかった時期に、発熱などの症状もなく、濃厚接触者でもなかったのに、視察に同行した役人が感染したという理由だけで、
<なおPCR検査も受け、陰性であることも確認しました>とツイートし、<ずるい><どうしてあなたが検査を受けられるのか>と炎上している。
かうなる原因は
「結局、国民に寄り添う気持ちがないということでしょう。政治家にとって一番大事なことは、どうすれば国民が平穏に暮らせるかを考えることです。大衆の気持ちが分からなければ政治はできない。逆に言うと、国民の生活を第一に考えていれば、国民が何を望み、どんな不安を抱いているか分かるはずです。ツイートが何度も炎上するのは、国民のことを考えていない裏返しです」(政治評論家・本澤二郎氏)

国民の 為の政治を
目指さずに 上昇志向は
安倍に似る あと残るのは お友だちのみ
(反歌)お友だち これが一番 難関で かなり権力 持たぬとできぬ

閏十一月七日(木)
産経新聞のホームページに
神奈川、千葉を引きずり込んだ小池氏 西村経済再生相がターゲットに

と云ふ記事が載った。
ある知事は「なぜ西村氏は面会に応じたのか。あれがなければ小池氏の誘いには応じなかった」と首をかしげる。

朝日新聞のホームページに
沈静化に2カ月以上、飲食店対策では限界 西浦教授試算

といふ記事が載った。
BuzzFeedには、同じく西浦さんの
都知事は第1波を彷彿とさせるような接触の削減を明確にした上で、外出の自粛や公共交通機関の終電を早めることなどを積極的にどんどん話されています。
一方で、首相や官邸周辺からは、飲食周りを1ヶ月のみという話が漏れ伝わってきます。

極端に云へば、一番被害を受けてゐる飲食業を救ふため、非常事態宣言で短期間に感染を減少させようと云ふことだ。それなのに飲食周りを1ヶ月とは呆れる。すべてはコロナ担当相西村の責任だ。

閏十一月八日(金)
Abemeのホームページに
「国や医師会に憤りを感じる。このままでは医療崩壊だけでなく“居酒屋崩壊”だ」緊急事態宣言の再発出を前に、厚労省の元医系技官が訴え

と云ふ記事が載った。
木村医師は(中略)「感染者数が増えたことで皆さんも非常に不安になっておられると思うが、国民ひとりひとりが本当に頑張って感染防止に努めてきたおかげで、日本はG7の中の優等生だ。第1波、第2波、第3波と言っているが、これらも欧米に比べれば“さざ波”みたいなものだ。ただし、さざ波であっても重症者数は増える。昨年の春以降、国や医師会は国民の頑張りに応えて、医療を総力戦の体制にしておくべきだった。私は厚生労働省にいたし、医師でもあるので、非常に憤りを感じている」と指摘する。

当時の首相安倍と、当時からコロナ担当相西村の責任だ。

閏十一月九日(土)
「そもそも日本には世界で最も多い160万の病床がある。しかし、新型コロナウイルスに対応できる病床数はわずか3万、つまり2%に過ぎなかった。他の国々は日本の100倍の感染者数を抱えながらも医療崩壊を起こしていない。10兆円程度の真水のお金もあるわけだから、医師が足りないのであれば、監督官庁である厚労省は基金を作るといった努力をすべきだった。あるいは現場が回るよう、呼吸器を使える開業医が数ヶ月間クリニックを留守にしても大丈夫なような手当てをすべきだった。(中略)最も困るのが飲食業や旅行業者だ。休業要請というのは、何か悪いことをした人に対して行われるもの。何もしていないのに強制的に自粛させられるというのは非常に辛いことだ。ぜひとも手厚い補償をしていただきたい」。


閏十一月十日(日)
以上を読めば多くの国民が、当時の首相安倍とコロナ担当相西村の、無策ぶりに驚愕することだらう。
先の戦争の敗因は、一には工業力の差で、これは商工相岸信介が悪い。二にはミッドウェイ海戦の後も、山本五十六と南雲忠一を留任させたことだ。
西村は、云はば敗戦時の指揮官だ。しかも経産省出身のため、大企業を中心とした経済政策しか見えない。コロナ対策は、西村など僅かな人数に任せては駄目だ。
厚労省二つと経産省の合同組織なら、意味がある。ここで厚労省二つと述べたのは、医療責任者としての旧厚生省と、失業労働移動責任者としての旧労働省のことだ。

閏十一月十一日(月)
西村が批判されるのは、細田派で安倍に近いからだ。このままではこの先、党役員、主要閣僚は無理だ。西村がすべきは、細田派の分割だ。(終)

追記閏十一月十二日(火)
細田派の下村博文発言が問題になってゐる。毎日新聞のホームページによると
「菅降ろし」発言が波紋 自民・下村氏に問われる調整力と政局センス

と云ふ題で
自民党の下村博文政調会長が(中略)最大派閥・細田派の総裁候補を狙うが、「菅降ろし」と受け取られかねない発言が波紋を呼んだ。

記事は後半で
下村氏は、菅政権発足後の昨年9月、初めて党三役である政調会長に抜てきされた。細田派出身の安倍晋三前首相の意向が働いたとされ、派閥内からは「優遇されすぎだ」とやっかみを受ける。

下村は安倍の後継を気取る限り、総裁にはなれない。安倍に反旗を翻したほうがいい。

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