千四百八十五(モリカケ桜疑獄百九十八の三) 続々、モリカケ桜
庚子(仏歴2563/64年、西暦2020、ヒジュラ歴1441/42年)
十一月九日(月)
次はハフポスト日本版に載った
石破茂氏「森友・加計・桜、納得した人は非常に少ない」。安倍政権の問題点を指摘(共同記者会見)

を紹介したい。先の総裁選挙の共同記者会見で
報道陣は、森友学園への国有地値引きや公文書改ざん問題、それに加計学園の獣医学部新設問題などについて言及。政治への信頼回復をどう進めるかや、安倍政権のどこを見直すかなどを質問した。 最初に回答した菅氏は、安倍政権の経済政策を引き継ぐとした上で「客観的に見ておかしいことがあればそこは見直しをしなくてはいけない。公文書改ざんは二度と起こしてはならない。こうした問題については謙虚に耳を傾けながらしっかり取り組んでいく」とした。

そのとほりだ。獣医学部新設については、獣医師免許の地域限定で原状復帰を図るべきだ。
石破氏は「森友・加計・桜、どの世論調査を見ても、納得したという人は非常に少ない。政治は結果責任というからには、納得したという人が増えなければこれは責任を果たしたことにはならない。特定の人が利益を受けることを政府がやっていいはずはない。公がやっていいはずがない」と批判した。

これもそのとほりだ。更に
公文書改ざんについては「真面目にはたらく公務員がやってられない。記録が改ざんされたり破棄されたりしたら、真面目に働かない方がいい。そのような官僚機構は国民のためにならない。(以下略)」と持論を展開した。

これもそのとほりだ。

十一月十日(火)
共同通信のホームページに載った
森友、加計、桜は62%が「再調査すべき」

によると
共同通信の世論調査で森友、加計学園や桜を見る会を巡る問題を「再調査すべきだ」との回答は62.2%だった。

この記事は全文がこれだけで短い。しかし重要だ。菅内閣はこの問題を解決すると人気が出るだらう。
次は熊本日々新聞の社説
「森友・加計・桜」 納得できる説明ないまま

だ。記事は
7年8カ月という長期にわたった安倍晋三首相の第2次政権下では、いくつかの疑惑が浮上した。その中でも「森友学園」「加計学園」「桜を見る会」を巡る疑惑は、民主主義の根幹に関わる重要な問題をはらんでいる。

で始まる。

十一月十一日(水)
森友学園問題は
国会で追及された安倍首相は「私や妻、事務所が関わっていれば総理も国会議員も辞める」と言い切った。(中略)財務省が昭恵氏の名前を削除するなど決裁文書を改ざんしていたことが後に判明する。国有地取引の担当だった近畿財務局の職員は、改ざんを強いられたとの手記を残し、自殺した。

安倍とその取り巻きは、さぞ寝起きが悪いことだらう。加計学園問題は
首相は計画を2017年1月に初めて知ったと主張したが、愛媛県作成の文書には、15年2月に首相が加計氏から計画の説明を受けたと記されていた。

桜を見る会は
参加者と予算が年々増加し、安倍首相の地元後援会の会員らが多数招かれていた実態が「公的行事の私物化」と批判された。疑惑解明の鍵となる招待者名簿は、内閣府が廃棄していた。

これら三つについて
この体制は偶然の産物ではなく、(中略)14年の内閣人事局発足を機に、首相官邸は省庁幹部の人事を掌握し、首相やその周辺の権力はさらに強まった。森友学園や桜を見る会の問題で見られた文書の改ざんや廃棄は、度を越した忖度[そんたく]によって官僚が禁じ手を使った結果だった可能性もある。


十一月十二日(木)
スポーツ報知のホームページに
小沢一郎氏、活動再開の安倍前首相をバッサリ「自らの権力の私物化に関するさまざまな疑惑について説明するのが先」

と云ふ記事が載った。
「総理を辞めた途端、なぜか『気力がみなぎっている』前総理。病気を理由に全てを放り投げて辞めたということを、もう忘れてしまったのか?」と疑問を呈すると、「そんなに『気力がみなぎっている』ならば、まず、桜を見る会をはじめ自らの権力の私物化に関するさまざまな疑惑について説明するのが先」と厳しく続けていた。
(終)

その二、(モリカケ桜疑獄百九十八の二)その四、(モリカケ桜疑獄百九十八の四)

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