千四百八十二 (和歌)行動心象日記(湿度、鼠、ガス式エアコン)
庚子(仏歴2563/64年、西暦2020、ヒジュラ歴1441/42年)
十月二十九日(木)
数日前から、鼻に血の塊ができるやうになった。これは空気が乾燥してきたためだ。布マスクを濡らして、使用することにした。昨年は、紙マスクの内側に濡らしたガーゼを入れ、かなりの効果を上げた。
家では、乾湿温度計を使へるやうにした。1994年に購入したものだから、湿球のガーゼが黒ずんでゐる。これを取り除き、新しいガーゼ(昨年、紙マスクの内側用に買ったものの残り。数枚入ったものを昨年は乾燥用に使って、まだ一枚余った)を巻いた。
加熱式の加湿器も購入した。昨年まで使ったデジタル式温度湿度計と超音波式加湿器は子どもに贈呈したからだった。
超音波式は、室温が下がらないやうに、一番弱くして使ふ。加熱式は室温が少し上がるから真冬は便利だ。しかし加湿量を調整できないことが判った。とは云へ、湿度を調べると、ほとんど上がらない。そもそも外が40%を下回るときでも、室内は70%前後だ。
室内に乾湿計を設置して湿度毎日見てみれば 緩衝作用が働きて値ほとんど変化をしない
(反歌)天井と壁に湿度を吸収の貯蓄機能があると推定
十月三十一日(土)
風呂場に、小さな鼠がゐた。数日前に台所で見たものと同じだ。そのときは故障し今は使はないガス式エアコン(暖房はガス、冷房は電気)の隙間から逃げた。隙間をガムテープで塞いだが、不十分だったやうだ。
逃げるやう風呂場の窓を開けて数時間を経過した。しかしやはり潜む。妻がネズミ捕り吸着剤を買ってきた。四枚風呂場に置き、何回か見ても吸着しない。数時間後に鼠が動けなくなった。まったく動かないのは、逃れようと動き過ぎて、疲れたか完全に吸着したか。もう一枚を上から付けた。そのあと妻の用意したビニール袋に入れ、足で踏み潰した。
仏道では、動物殺害は五戒に反する。しかし動けなくなった鼠を外に放置してよいのか。いづれ餓死する。その前に猫か烏が来て吸着版が付くと、犠牲が増える。吸着した以上、かうすることで鼠も苦しまなくて済む。窓から逃げてほしかった。
人間と野生の境界必要に しかし地球を見渡せば人間だけが越境をする
(反歌)人間が長年地球破壊して野生生物多くが死滅
(反歌)人間の周りの鼠野生には非ず増やさず野生を守る
都市部では無縁だが、自然の残る地域に鼠や野良犬、野良猫が増えると、野生生物に被害が出る。悪いのはこれらの動物ではなく、人間だ。
十一月六日(金)
一昨日、ネズミが冷蔵庫の横から故障して使はない床置きエアコンへと入った。妻が昨日吸着マットを買ってきて設置した。今朝見ると、一匹吸着した。前回はまったく動かなかったが、今回は足をバタバタ動かす。そのまま吸着マットを折りたたんで、小さなビニール袋に入れしっかり縛った。それを大きなごみ袋に入れて、余分な空気を抜き、口を縛った。
足をバタバタさせるので、踏みつぶすのは忍びない。二重に縛り酸素不足で眠らせ安楽死させようと思った。これで良かったか。
折りを見て鼠の種類を調べれば ドブクマハツカ三種あり 前と今回ハツカネズミに
(反歌)クマネズミ二米(メートル)ほど飛び上がる風呂の窓へと上がれる筈に
(反歌)人前に姿見せるは不用意にハツカネズミの特性として
(反歌)クマネズミお米袋に穴を開け糞を残すも姿は見せず
前に、新宿駅新南口から西側へ坂を降りて飲食店街を朝の通勤で歩くと、ドブネズミが側溝から出て2mほど走り、別の側溝へ入った。ドブネズミは大きく、しかもどう猛だ。
十一月七日(土)
鼠が入らないやうに、床置きエアコンの裏側にある配管用の穴を塞ぐことにした。まづ暖房用ガス管がどうなってゐるのか心配だ。場合によっては1cmも動かせない。覆ひを開けたところ、外したガスコードが出て来て、解決した。
室外機との冷媒管が短く、5cmしか動かない。手を入れて、何とか穴を塞いだ。まづガムテープを用ゐたが不十分だ。吸着マットで残りを塞ぎ、一件落着とそのときは思った。
新たな問題が出てきた。壁の内側から鼠がマットに吸着し逃げられないときはどうなるのか。
ガス式のエアコン機器は 暖房にガスを燃やして 冷房は電気を使ふ 近年はヒートポンプの性能が上がるとともに今は廃れる
(反歌)冷房にガスを用ゐる方法は家庭用では完全消滅
十一月十四日(土)
東京ガスの地元窓口に行き(1)電力プランはこれでいいか、(2)警報機をレンタルから購入に切り替へ、(3)ガスエアコン機器、の質問をした。改良の余地のある回答を赤色にした。
まづ(1)は、下宿中だった下の子が卒業就職で今年四月から帰ってきたため、小家族型から大家族型に替へようとしたところ、もともと大家族型だった。小家族型ができたのは二年前で、その前から東京ガスに切り替へたためだ。
次に(2)は、報知器が数千円でホームセンターに売ってゐるためこれにしようと思ったが、売ってゐるのは火災検知だけなのに対し、東京電力はガス漏れと空気汚れも検知すると云ふので、契約を継続することにした。空気汚れは二酸化炭素濃度だと思ふが(インターネットで調べたら一酸化炭素濃度)、ガス漏れは炭化水素濃度か訊いたところこれは答へられなかった。東京ガスのホームページにも載らないから仕方はないが。
最後に(3)で、いづれガスエアコンが故障するから買ひ替への機種を訊いたところ、エアコンからは撤退したさうだ。ヒートポンプ式が安くなったためですかと訊いたが、撤退したとのことだった。撤退の理由を訊きたかったのだが。鼠が出入りするエアコンは三十年前、別の部屋のまだ使へるエアコンは二十五年前ださうだ。
ガスの器具電気の機器と比較して ファンヒーターの値が高い 製造会社競合が少なきことが原因と 二十年来考へ続く
(反歌)エアコンは冷房にてもガス式が出来ないならば撤退必須
(反歌)以前にはヒートポンプの値が高く性能悪きも大きく変はる
(反歌)ガス式は小型用での冷房を開発できず撤退となる(終)
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