千四百七十 (和歌)行動心象日記(新しい中華料理店、台所の照明、外環自動車道)
庚子(仏歴2563/64年、西暦2020、ヒジュラ歴1441/42年)
十月九日(金)
店の前をよく歩くので、弁当を買はうと思ってゐた中華料理店がある。本日はここで昼食を買った。五百円で美味しかった。日本風の店名だが、インターネットで調べると経営者も店員も中国人で感じの良い店だとある。
これで、これまでに弁当を買った店は、タイが四つ、中華が四つ、ミャンマーはタイ料理の弁当を売る店が一つ。ミャンマーは弁当を売る店がこの一軒しかないので、店内で食べるところはこの一軒の他に四つある。
弁当は アジア系が
九店で 日本食が
無い故は 三種の栄養 値段が高く
(反歌)日本食 たんぱく野菜 でんぷんと 三種揃ふと 値段が高い
アジア系は、酢豚やカレーなど一品に、肉と野菜が含まれる。日本食は、とんかつや焼き魚や野菜炒めなど一つしか含まない。両方揃へると、値段が高くなる。家で日本食を食べるから、昼は中華タイミャンマーにしようと云ふ理由もある。

十月十日(土)
昨日、台所で調理台の棚にある蛍光灯の紐が切れた。器具のカバーを外すとスヰッチから紐が2cm残る。ここに切れた部分を結ぶのは、至難の業だ。カバーを外した状態で、2cmの紐を引っ張ることができる。
とは云へ、長期では不便だ。台所兼食堂居間では、部屋全体の灯りのほかに、調理部分の天井にも埋め込み式の器具がある。棚の蛍光灯を含めて三つだ。本日、天井埋め込み式を外して驚いた。器具ではなく、ナショナル製のハイビーム電球100Wだった。かつて「明るいナショナル」と云ふ広告があった。私なんかは「明るいナショナル、暗い富士通」ともじった。その改良版もある。
明るいナショナル 暗い富士通 ハイブリッドの パナファコム

ハイビーム電球は、昭和四十七年に付けられてから、一度も外さなかった。そして今から十年くらい前に、球が切れた。
電球は 四十八歳
ナショナルは 社名が変はり
1ドルは 三百円から
百円に 古く変色 歴史とともに
(反歌)五ヶ国の プラザ合意で 国内は 分断されて 社会を破壊

十月十一日(日)
初めて外環自動車道を走った。子の運転する車だ。今まで下の国道は、自転車や誰かの運転する車で走っても、上の高速道は行ったことがなかった。
外環自動車道は、確かに便利だ。日曜なので、追ひ越し車線は後からほとんど車が来ない。こんな道路を走れば、普通の人は電車で出掛けようとは思はなくなる。
外環が できる前に
千葉県へ 行くには二つ
経路あり 一つは国道
16号 一つは川口
草加から 国府台まで
至る道 どちらも信号 渋滞多し
(反歌)外環の 高速道路は
快適だ 初めて走り 心も走る

私は地球温暖化防止のため、車は運転しないし、免許証は二回更新しなかった。
外環の 自動車道は
松戸から 先は長い
トンネルで これは掘り割り
それまでは 高架だったが
環境に 配慮し地下に 建設された
(反歌)掘り割りは 地下を掘る分 環境が 破壊されるか 長所と短所

十月十三日(火)
帰りに船橋のIKEAに寄ることになった。妻が云ふには、港北とここしか知らないさうだ。二十年近く前に妻は港北へ買ひに行ったことがある。私は行かなかった。
東関道、京葉道路ともに順調だったが、本線から出口への側線から渋滞が続く。ほとんどが右折で、直進して安心したもののそのあとほとんど進まない。何と船橋競馬場の裏だ。IKEAに行く列らしい。Uターンして帰ることになった。14号に入るとここも混む。やっと京葉道路に戻った。
スマホで調べると、外環道途中の三郷にもある。ここに行かうと云ふことになったが、インターネットで調べるとここも混雑してゐる。IKEAは中止した。
渋滞だ IKEAへの道
帰りにも 14号が
混雑し やっと進んで 京葉道路
(反歌)東名の 前にできた 有料の 京葉道は 昭和の香り
三十八年前、京葉道路に接続する千葉東金道路の沿線に、二ヶ所仕事で毎月行く用事があった。普段は東関道から宮野木で京葉に入りすぐ東金道路だが、試しに最初から京葉道路を通ったことがある。当時の東関道は先が無く、ガラガラだった。それに比べ京葉道路は車が多い。それより、料金所があちこちにあることが特徴だった。勤務中に運転するときは、領収書を無くさないやう気を使った。 そんなことを思ひ出すうちに、家の近くまで来た。レストランで夕食を食べることにした。スエヒロ館の予定が、違ふところを探すことになり、木曽路の直前まで走ったものの、スマホで調べると一人当たり4000円で高いため、スエヒロ館に戻った。ここだと一人1400円だ。木曽路がしゃぶしゃぶとは知らなかった。そもそも私はしゃぶしゃぶと云ふ料理を知らない。語感も悪い。
木曽路は「きそろ」と読むのかと思ってゐた。見沼代用水の沿線にもあるから、二十年くらい前からだ。もちろん島崎藤村の「木曾路はすべて山の中である」だと「きそじ」と読む。しかし料理店の木曽路は固有名詞だから違ふのかと思った。木曽路左衛門(ろざえもん)の略など。
スエヒロ館 安くて手ごろ
家族向け かつて大きな
道路沿ひ スエヒロ5 たまに見かけた
(反歌)ファミレスは スカイラークと デニーズと ロイヤルホストが 一般だった
大きな道路沿ひにこれら三つが定番で、稀にスエヒロ5があった。今は一変した。スエヒロ5は価格満足度が一番高かった。夜の居酒屋も大きく変はった。
飲み屋では 養老の瀧に 村さ来と 後からつぼ八 今は一変
(終)

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