千四百三十八 行動心象日記(野村證券、中華弁当、天ぷらそば、植木、高田馬場と西新宿のタイ料理店)
庚子(仏歴2563/64年、西暦2020、ヒジュラ歴1441/42年)
六月二十五日(木)
通勤の時に、新宿野村ビルから西新宿駅までの地下道を、ときどき使ふことがある。野村ビルの二階へのエスカレータは止まったままだ。最近その理由が分かった。昨年八月に、野村證券新宿野村ビル支店が閉店になった。
25店を一斉に廃止したさうで、鶴見支店も含まれる。そのニュースを読んで、不思議なことに気付いた。二十年前まで野村證券を利用することもあり、鶴見支店が取り引き店だった。
あるとき、鶴見支店が閉店になるので川崎支店に取り引き店を変更するが、他の支店に希望があればそこにすると云ふ通知が来た。
私は週に一回、勤務する会社の本社に出掛けるので、新宿野村ビル支店に変更してもらった。上の子が小学校に入学するときに、転校しなくていいやうに中古で家を買ひ、預金はすべて使った。このときから、証券会社とは疎遠になった。
新宿野村ビル支店と鶴見支店が同時に閉鎖になったニュースは、鶴見支店の統合とともに新宿野村ビル支店へ変更したことと矛盾する。なぜだらうと、いろいろ考へた。まづ、鶴見支店ではなかったのではないか。菊名など違ふ支店を探したが、過去にも見つからない。
鶴見支店は、最初東口駅前広場にあった。それが一旦無くなり、後に駅前通りで新規開店した。これが正解のやうだ。
新宿野村ビル支店をインターネットで調べると、若手の登竜門だった、支店長から若くして取締役になった人が3人ゐるなど、威勢のいいことが書いてある。新宿駅西口支店ではなく、駅から少し離れた新宿支店と統合されたところを見ると、店頭ではなく法人向け営業が中心だったのだらう。
今朝は新宿駅を降りたあと、地下道からLタワービルの西口支店前を歩いた。同じビルの三菱UFJは、私がよく使ふ銀行だ。野村ビルでは二階へのエスカレータの頭上部の工事が始まった。いよいよ新しい会社が入居か。野村ビルから地下道で西新宿駅まで歩いた。この地下道を歩くのは、半年ぶりか。

六月二十六日(金)
会社の入居するビル1階の中華料理店で、久しぶりに弁当を買った。倍年令倍リンガルおばちゃんの中華店で買ふことが多くなり、その後は新大久保のタイ料理店か高田馬場のミャンマー料理店に月3回行くやうになった。だから一年以上ご無沙汰してゐた。
税込み550円で、エビをポップコーンみたいに揚げたものと、マーボー豆腐、ザーサイなど野菜、ミニカップにスープ。
先週のミャンマー料理店と、今回の中華料理。新型コロナ騒ぎで大変だった飲食店に協力しようといふ思ひがある。日本とは共通点が多い東亜の料理店に協力したいといふ思ひもある。ここで東亜とは、石原莞爾の提唱した東亜連盟に因んだものであり、東條英機の大東亜共栄圏とは無縁だ。

六月二十七日(土)
家では三食とも、ご飯だ。しかし今日の昼は、天ぷらそばを食べた。会社で週に二回天ぷらそばを食べるが、昨日は中華弁当を食べた。来週はタイ料理ミャンマー料理店に行く予定だから、天ぷらそばを食べる機会がない。そこで本日設定した。
六つ買った野菜のうち、二つは洗濯物を落としたらしく、枯れてしまった。二つは葉が変色し、枯れさうになった。しかしこの二つが、回復した。二階の水道は、最初に鉄分を含んだ水が出る。だから歯磨きなどで使用したあとで、植木に水をやってきた。妻にも此の事を説明した。それが効いたのかも知れない。

六月二十九日(月)
本日は昼休み終了時刻(午後12時45分)から短縮もあり得る1時間の私用外出を取り、12時に高田馬場へ出発した。西新宿七丁目にある三つのタイ料理店の前で、弁当を売ってゐるか確認の筈が道を一歩間違へ、北新宿百人町の交差点から先は、久しぶりにイスラム系タイ料理店の前の路地を歩いて新大久保駅に向かった。
かなりの暑さだった。三つのタイ料理店に寄ったときは、そのまま青梅街道に戻り新宿駅から乗車したほうが近いことに気付いた。
ミンガラバー駅前店で、ランチ(カレーでマトン肉を選択)を食べた。880円で少し高いが、ここは馴染みの店だ。帰りは新宿駅で降りて、三つのタイ料理店で弁当販売の有無を確認の後、会社に戻った。差出郵便物があったので、私用外出を1時間から35分に短縮し、一階まで投函に行った。

六月三十日(火)
高田馬場のタイ料理店Bossに行った。ミャンマー人の店主だが、完全にタイ料理だ。インターネットで調べると、来店者の評判はよく、席も8割方埋まるらしい。だから昨日のやうに私用外出を昼休み後ではなく11時から取った。
シャン族の出身ではないらしい。店内に私のみのときに話をしてゐると、次の来客があったので中断した。短時間話した印象は、感じがよい男性店主だ。日本で料理店を営業するときは、感じがよくないといけない。
タイ料理だけの店だと、タイやタイ料理に詳しくないと難しいかも知れない。タイのことで質問を受けたり、タイ語について質問を受けるかも知れない。タイ料理は辛く、ミャンマー料理は辛くないことに初めて気づいた。今までは、舌が慣れたので辛く感じなくなったのかと、思ってゐた。
タイ料理・ミャンマー料理と、併記すればよい。タイはミャンマーの隣国、どちらも上座仏道の国。何の問題もない。
850円のランチSet-1を注文した。カレーとライスと卵焼きと肉とサラダと、微小な容器に春巻き、バナナの小片。満足度も高い。先日食べたミンガラバーの880円も、ここと比べて肉が多かったから決して高くはない。
インターネットのメニューだとランチには、850円を中心に、カレーや麺類の750円、日替りの650円もあるが、数年前に高層オフィスビルが出来たので、若者から会社従業員に客層が変化したのかも知れない。
高田馬場のミャンマー料理店は、ランチの時間にお客さんが少ない。Bossから多くのことを学べる。

七月二日(木)
倍年齢倍リンガルおばちゃんの店で、ナスの煮物、マーボー豆腐少量などの弁当500円を購入した。野菜不足になるといけないので家から野菜を持って行かうと思ったが、本日はタンパク質が不足した。ナスの煮物が、見かけと違って肉が一切れしか入ってゐなかった。そこで既に買ってある魚ソーセージを1本食べた。

七月四日(金)
昼食用に作った野菜を家に忘れた。入社して二十八年間で、家に昼食を忘れたのは二回だけだ。一回目は二十年くらい前で、バス通勤の時代だ。このときは昼休みに自宅まで取りに戻り、会社で食べて十分間に合った。ご飯とおかずを家から持って行った時代だ。
今は野菜だけなので家に電話を掛けて、冷蔵庫に入れた。これは夜の澄まし汁に流用した。代はりにソイナナでタイ弁当を買った。ダブルおかず弁当と命名し550円。この経営姿勢を見習ふとよい。私はカオマンガイとレッドカレーを選んだ。インターネットに
5/26(火)~
11:30~14:30Loと17:00~22:00(Lo21:45)
6/7(日)~日祝も営業致します。
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毎日頑張ってるあなたへ・・お疲れ様の一杯! 私たちも前を向いて参ります。

これは素晴らしい。応援しようと云ふ気になる。
今回高田馬場と西新宿のタイ料理を食べて思ったことは、タイ料理は美味しい。ミャンマー料理の人気が低いのは、タイみたいに日本から観光客がたくさん行ってゐないためだと思ってきた。しかしタイ料理は日本に進出して三十年近く経つため、日本に合った味を工夫したのだらう。
高田馬場のミャンマー料理店は、在日ミャンマー人の夕食向けだ。昼食時は休むところが多い。日本でミャンマー料理の人気が出るには、あと二十年は掛かりさうだ。(終)

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