千四百二十六(モリカケ疑獄百九十三の三) マスク2枚は安倍退陣の決定打
庚子(仏歴2563/64年、西暦2020、ヒジュラ歴1441/42年)
四月三日(金)
モリカケ桜IR検事問題の安倍が、同一世帯にマスク2枚を配布するさうだ。これは安倍退陣の決定打となる。今こそ国民は安倍を退陣させよう。

四月六日(月)
共同通信の電子版によると
安倍晋三首相が各世帯に布マスクを2枚ずつ配布すると表明したことを巡り、米メディアは2日、日本で「アベノマスク」とやゆされていることを紹介した。新型コロナウイルス対策としては不十分だと失笑を買い、安倍氏の支持者からも「エープリルフールの冗談ではないのか」といぶかる見方が出ていると伝えた。

記事は本文で
ブルームバーグ通信は「アベノミクスからアベノマスクへ」と題した記事で、多人数の世帯には2枚では足りないとの声を紹介。「マスク配布の計画は物笑いの種になっている」と伝えた。
CNNテレビ電子版も「さえない政策だと多くの人々が感じている」と指摘した。

マスク2枚は安倍退陣の決定打だ。

四月七日(火)
決定打と云へば、三月三十一日に発売された「週刊朝日」に掲載されたインタビューで、小泉純一郎さんが「国会で自分が関与したらやめると言ったので、最終的に責任を取ってやめなければならない」と話した。「誰が見ても(安倍首相が)関与したのは明らかではないか」とも話した。
安倍の所属する派閥は、自民党内の主流派ではなかった。小泉さんが「自民党をぶっ壊す」と登場して、急に大きくなった。急に大きくなると、問題も出てくる。それが安倍だ。安倍が辞めることは、保守派にとって必須だ。

四月八日(水)
安倍の政策は、効果と事務経費の比率が極めて悪い。今回のマスク騒ぎで、以前のことを二つ思ひ出した。まづ消費税を10%に上げたときに、高齢者などは確か年金の一時金だったかを一回支給する通知が何回も来た。私は母と、実際の支給額より郵便代や人件費がずいぶん掛かるね、と呆れて会話をした。
プレミアム商品券もある。四千円で五千円の買ひ物ができる。私が母の代はりに申込書を書いて郵送した。ずいぶん経っても返送が無いのでどうしたのかと思ってゐたら、母がうっかり郵便物を溜め込んでゐた。買ひ物の購入期限は一カ月後だが、プレミアム商品券の購入は数日先までで、千円の差額のためにわざわざ会社を休むほどではないので、そのまま無駄にした。
この場合は、千円分を無駄にしたことが問題ではない。案内、申込書、こちらからの返送(料金受取人払ひ)、通知とずいぶん事務経費が掛かった。プレミアム商品券を扱ふ店の指定やポスターなども掛かったはずだ。
こんなことが起きる理由は、選挙の投票率が高い高齢者に目立つことをするからだ。実際の生活とは関係なく、安倍が目立つために無駄な事務経費を掛ける。この件について、野党とマスコミはどんどん批判するとよい。

四月十一日(土)
日経新聞電子版に、韓国が感染を抑へ込んだ理由が載った。それによると
(1)民間企業が人工知能(AI)を使ってPCR検査診断試薬を早期に開発し、政府は緊急使用を承認したことで早期に大量検査が可能になった
(2)ドライブスルー検査やウオークスルー検査など医療スタッフの感染を防止しながら大量に検査できる方法で感染者を早期発見・早期治療し完治者を増やした
(3)軽症者は病院ではなく生活治療センター(政府や企業の寮を借りて軽症者を隔離し、医療スタッフがケア)に入所させることで医療崩壊を阻止した
(4)感染者の動線を全て公開し、陰性の接触者も14日間自宅隔離させ地域感染を防止した
(5)政府による透明な情報公開で社会的信頼が形成され買い占めが起きていない
(6)都市封鎖や外出制限といった人々の移動を制限していない

韓国が大量の検査を実施したのに対して、日本は所謂(いはゆる)先進国(地球を滅ぼす行為が先に進む国)で最も検査が少ない。そして、日本では感染経路が不明の人が、過半数に達した。

四月十二日(日)
オリンピックの中止か延期かが問題になったときに、一番費用が掛かるのは延期だから中止がよいとする議論があった。おそらくこれが正しい。オリンピックを中止にしても、各競技の世界大会があるから、その上位に今回は特例としてオリンピックのメダルを贈呈すればよい。
安倍は、中止による人気の激落を恐れて、延期と云ふ最悪の選択をした。安倍の人気持続策のツケは国民に回る。こんな矛盾した話はない。国内は産業によっては大変なことになってゐる。もはやオリンピックを熱望する雰囲気ではない。
休業に追い込まれた小売店と飲食店のために、家賃一部減額及び残りの支払ひ延期を法律で決めるべきだ。次に電気ガス水道代の基本料金休業期間中免除を決めるべきだ。空いた人材の医療、医療資材への有効活用を進めるべきだ。モリカケ桜IR検事マスクの安倍にできるか。

四月十三日(月)
国民は安倍の云ふことに従はない。モリカケ桜IR検事マスク2枚の安倍だから当然だ。小泉さんが首相のときなら、国民は一丸となれた。元都知事の美濃部さんや石原さんが、最後の一期を除いた状態のとき(都知事は中堅国規模の権限を持つから、最後の一期は醜悪になる)で首相だったなら、同じく国民は一丸となれた。
感染者数は、対数的に増大してゐる。今こそ安倍に退陣させ、新首相のもとでコロナウィルス対策をすべきだ。

四月十四日(火)
共同通信のホームページによると
IOCのバッハ会長は、東京五輪の延期に伴い数百億円の追加費用負担を覚悟していることを明らかにした。(中略)延期は安倍晋三首相の提案にIOCが同意して3月24日に決まり、追加費用は概算で約3千億円規模と見込まれる。バッハ氏は「延期はIOCが独断では決められない。中止時にはIOCの保険が適用されるが、延期では適用されない」と強調した。

差額は誰が負担するのか。安倍が支持率のために中止を回避し、その分を国民が負担することは許されない。(終)

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