千四百十四 自宅と職場近辺の話題(室内の湿度、DM専門業者の問題点、48年前のインターホン、100円ローソン)
庚子(仏歴2563/64年、西暦2020、ヒジュラ歴1441/42年)
二月十五日(土)
先々週の土曜は、認知症介護の講習で交通協会に行った。室内の湿度が低いせいで、鼻の中に血の塊ができるやうになった。二日ほどで治った。先週の土曜は中野サンプラザで介護の講習があり、このときも血の塊ができた。しかも火曜に母の通院で、タクシーに乗ったり、大病院に行ったりと、暖房の効いた室内にゐる時間が長かったため、昨日まで血の塊が治らなかった。
会社では、濡らしたガーゼを挟んでマスクを掛ける。家では加湿器を使ふ。自宅と職場以外の室内が難点だ。屋外は、湿度が低くても気温も低いので、適度に鼻汁が出る。だから大丈夫だ。

二月二十二日(土)
リードエグジビションジャパンといふ展示会を主宰する会社がある。かつて私の勤務する会社がソフトウェア商品を扱ってゐた時代に出店し、私もブースの説明係を務めた。最終日に「蛍の光」の音楽が流れ、入場者が退出のあと、若い元気な声で「出店者の皆さまーっ。展示会、お疲れ様でしたーっ。三日間の入場者は合計・・・」と放送があった。
できてそれほど長くない会社のため、若々しく元気な声だった。そのとき、この若々しさはいつまで保てるだらうかと考へた。
それから十五年くらい経過し、同社のホームページで送付先を自宅に変へた。昔のことなので不確実だが、自宅、勤務先のどちらかを選ぶことができた。ところが、自宅に送られるDMに、会社名が入る。自宅の郵便受けか表札に会社名が書いてあるのなら別だが、個人名の民家に会社名の入ったDMを入れるのは失礼だ。
郵便物なら「会社名不在につき受け取りを拒否する」と書いて郵便ポストに入れれば済むが、DMはさうは行かない。来たものを廃棄処分することが20回は繰り返しただらうか。DM会社のフリーダイヤルが載るやうになった。
これも昔のことなので記憶が曖昧だが、以前は普通の電話番号はあったかも知れないし、何も書いてなかったかも知れない。早速フリーダイヤルに電話して、民家には会社名の入ったDMは配達しないように頼んだ。先方は、了解しましたと云ふのでそのつもりでゐたところ、またDMが来た。今度は受け取り拒否と書いて送り返すから取りに来てくれと言った。ところが取りに来なかった。
またフリーダイヤルに掛けると、調べてくれて担当者が三回訪問したが、留守だったと云ふ。これは我が家のインターホンが壊れたことが原因だが、今後は送らないよう手続きをしてくれることになった。
ところがまた送られてきた。フリーダイヤルに掛け、調べてもらった。今度は、リードエグジビションジャパンに複数の部署があるのが原因で、今後は送らないやうにするとのことだった。
郵便なら「受け取り拒否」と書いて投函すれば済むのに、DMだとこれだけ手間が掛かる。今回の件で一番悪いのは、リードエグジビションジャパンだ。学生など個人が申し込むのを避けるため、今は会社名を入れるやうにしたのだらう。しかし私がインターネットで申し込んだときは、自宅を選ぶことができた。それでも会社名を入れたのなら非常識だ。或いはインターネットの申し込みページとデータベースを変更したときに、今までに申し込んだ人は、勤務先の会社名が、機械的に入るやうに移行処理をしたのだらう。
DM会社はフリーダイヤルを書いてあれば悪くはない。リードエグジビションジャパンは、展示会の会社として大きな展示会を多数手がけるうちに、慢心を生じたのかと云ふ気がする。

二月二十三日(日)
似た事例として、会社への売り込み電話がある。特に人事採用が多い。原則として断るが、会社に役立ちさうな場合は担当者と相談して取り次ぐか断るか決めることがある。
或るとき、このやうな電話が掛かってきたので、断る場合の「弊社は既に使ってゐる業者があります」ではなく、「担当者は本日戻ってきません」と答へた。
先方が担当者名を訊くので、名前を云ふと取次ぎを了承したことになるが、担当者に聞かないと判らないと答へた上で、しかし熱心だったので担当者が席にゐる日時を教へてあげた。
すると先方は、担当者名は誰ですか、と云ふ。ここで私は声を鋭くして言った、「担当者名は云はないから、代はりに在席の日時を教へてあげたのに、そんなことを訊いては駄目だ」、と。
本来は不在だとだけ伝へて、それ以上の義理はない。せっかく親切に対応したのに、二回訊けばうっかり答へるだらうと考へるそのずるい性格を治さないと、一流の営業には成れない。

二月二十四日(月)
家に帰ると、インターホンが外してある。母に訊くと、インターホンが鳴らなくなったので、電池を買ってきたが取り換へ方を忘れたと云ふ。電池を換へてみたが鳴らなかった。48年前のインターホン(内部正面)なので壊れたやうだ。
今回このことを書いたのは、鉄製の底板(写真、中央の黒いものはスポンジでスピーカーの背後)に紙を貼り注意事項が書いてある。これは昭和四十年代の電気製品の特徴だ。まだプラスチックが高い時代だった。

二月二十七日(木)
姪の誕生は三十年近く前で、そのとき使ったデジタルのベビー用気温湿度計が出て来た。寝る部屋に置いたところ、加湿器を使ふのに朝起きると湿度は50%だ。
加湿器は一晩中蒸気を出し続ける。気化熱で気温が少し下がるが、暖房は入れない。加湿器のスヰッチを一番弱くするので、気温は廊下とほとんど変はらない。湿度が90%くらいになると思ってきたから、これは不思議だ。
兆候はあった。戸外と面する窓に露がまったく付かない。暖房を入れないから気温差が5度程度なのが原因かと思ったが、どうやら壁や天井が湿気を吸収するらしい。
姪は、大学の看護学科を卒業後、国立研究開発法人国立国際医療研究センターの病院で看護師になった。一族で一番の出世頭だったが、昨年退職した。

二月二十八日(金)
先週の火曜の朝、新宿から新大久保駅に戻り、数か月ぶりに100円ローソンに寄った。新宿から会社に行くのと比べ5分遅いだけだった。新大久保から大久保役、更にその先にかけて100円ローソンが三つある。前回は新大久保駅前店だったので、今回は百人町店に行かうとした。ところが1月31日で休業の貼り紙がある。閉店ではないから再開する可能性もある。しかし店内は空で看板もない。そのため、大久保駅の少し先にある北新宿店に行った。
西新宿のタイ料理店が三つある小道とともに、100円ローソンが3つある通りは気に行ってゐたので心配だ。タイ料理店の場合は、一つが閉店のあと別のたい料理店が開店した。
もう一つ話題がある。会社のビル内は湿度が低いので、マスクの内側に濡れたガーゼを装着する。マスクは三つをローテーションさせ、ずっと再利用してきたが、昨日はマスクが三つとも家に来てしまった。
戸外でマスクをすると眼鏡が曇るから、普段は会社に置いておく。たまたま家に三つとも来てしまった。そこで新しいことを考へた。ガーゼの両端に穴を開け輪ゴムを通し、ガーゼは水を含ませて着用した。
最初は机に座るときしか使はなかったが、慣れてくるとロッカーに行くときにもそのまま装着した。同僚から「手作りマスクですか」と訊かれたので、湿度対策だと説明した。

二月二十九日(土)
冬の休日は、台所兼居間(LDK)でパソコンを使ふ。寝室のエアコンは冷房が電気、暖房がガス式で、しかも室外機と室内機の間を水か何か(冷媒ではないと思ふ)が循環する。東京ガスは既に扱はない(不人気製品?)種類なので、長くもたせる必要があるためだ。
ベビー用気温湿度計を台所兼居間に置いてみて驚いた。湿度が36%しかない。本日の外気は11度で39%だ。台所兼居間はファンヒーターなので燃焼ガスは室内に排気される。都市ガスは水素を含むから加湿になると聞いたが、それほどではないやうだ。台所の流しも、それほどではないやうだ。今、加湿器を持ってきた。(終)

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