千四百七 或る日の作業(パソコン廃棄)
庚子(仏歴2563/64年、基督歴2020+3+α年、ヒジュラ歴1441/42年)
一月八日(水)
パソコンを廃棄するときは、ディスクを物理フォーマットする。通常のフォーマットだとデータが残ってしまふからだ。
昨日、D社製のノートパソコン1台を廃棄するため、この作業を行った。ところが最初から難題続出だった。電源を入れた後、CDドライブの開閉ボタン押しても開かない。そこで、次のことを試みた。
1.CDドライブの小さな穴にピンを差し込むと、ドライブが開く。CDを入れて閉めた。
2.ブートの順番を変更しても、CDを読まない。そこで外付けのCDドライブを接続した。
3.それでも読まない。ブートの変更を何回か行ったが駄目だった。
4.ブートの順番を変更するメニューに行くのに、時間が掛かる。早ければ1分だが、遅いと30分以上掛かる。この現象は、入出力の信号待ちで待たされるのだらう。D社のノートパソコンではよく発生する。
5.電源を切ったり入れたり、バッテリーを外したり、そのあと電源ボタンを放電のためしばらく押したりしたが、駄目だった。この場合は、待つに限る。あるいは電源を切ったり入れたりするに限る。
6.やっとのことで、CD読み込みまで行った。CDはWindows7のインストールディスクで、使用言語(日本語など)の入力画面で「Shift」+「F10」を押すとコマンドプロンプト画面が現れる。
7.コマンドプロンプト画面にdiskpartと入力する。このソフトが起動したら、list volumeと入力する。ここに表示されたディスクをformatするのだが、CDのドライブしか表示されない。
8.exitで抜けたあと、再度diskpartと入力し、list volumeと入力すると、今度はCDさへ出ずに、途中で止まったままだ。「ctrl」+「C」でdiskpartを強制終了させて、三度目のdiskpartを実行しても、途中で止まったままだ。仕方なく電源を入れ直して、そしから再起動した。
9.このあと、5.から8.をしつこく繰り返した結果、diskpartのlist volumeを表示させることができた。結果はvolumeは登録されてゐなかった。list partitionを実行しても、登録されてゐない。
10.list diskを実行すると、ディスク番号が表示される。select disk=表示されたディスク番号、を実行する。そののちcreate partition primaryを実行すると、先ほど選択したディスク全体が1つのパーティションに登録される。
11.list partitionでパーティション番号を確認する。select partition=パーティション番号。そのあとformat。これで物理フォーマットされる。
以上を半日掛けて作業した。しかし他の仕事の合間に行ふので、作業に要した実時間は1時間程度だった。

一月十一日(土)
何回も電源を入れ直したり、ずっと待つと先へ進む。このことはD社の技術者も知らないだらう。パソコンの電源を入れると、時間のインジケータが現れる。青の横棒がだんだん伸びて右端に到着するとOSの読み込みが始まる。
横棒が途中で止まったときに、止まる位置が毎回異なるのと、時間を経過させると少しづつ進む。つまり待てば、いつかはOSを読み込むかも知れない。試したところそのとほりだった。
確率論で云ふと、メーカーは10回に1回でも発生したら駄目。ユーザーは廃棄の時に10回に1回でもCDとディスクにアクセスできたら成功。この差を利用した。
もし成功しなかったら、ディスクを物理的に破壊することになる。ディスクはプラスやマイナスのねじではなく、星型を使ふものが多い。デスクトップ用の星型ねじ回しはあるが、ノートパソコン用の小さな星型ねじ回しが職場にない。だから物理的に破壊するのは大変な手間だ。(終)

追記一月十二日(日)
WindowsXPの時代は、CDで通常のフォーマットを実行すると、物理フォーマットだった。ところがWindows7では、CDで通常のフォーマットを実行すると、データ部はそのままで管理部しかフォーマットしない。だから「Shift」+「F10」を押すなど、複雑な操作が必要になった。
そして今ではCDを添付しないのが普通になった。ソフトウェアの会社ではCDを別途購入するが、一般家庭や普通の企業では購入しないから、CDを手にすること自体が稀になった。

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