千三百八十四 不快感を与へる画像(テレビの(1)低質ドラマと(2)声が大きくなるCM、(3)目立つことを狙った車内広告と(4)インターネットの動画広告)
己亥、基督歴2019+3α年、ヒジュラ歴1440/41年、紀元2679年、仏歴2562/63年
十一月二日(土)
世の中には、見ると不快になるものがある。それはテレビの(1)低質ドラマと(2)声が大きくなるCM、(3)目立つことを狙った車内広告と(4)インターネットの動画広告、の四つだ。
まづはテレビの(1)低質ドラマ。昨日『芸術祭参加作品 松本清張ドラマスペシャル「疑惑」』を見たが、すぐスヰッチを切った。逮捕された女犯人を担当する女弁護士が、事件を悪く書いた出版社の記者に面会を要求し、録音装置の前でわざとガシャンと音を立てたあと叫んで相手が暴れたやうに演技する。記者は慌てて「何もしてないぞ」と叫ぶ。ここでスヰッチを切った。
これでは「悪の勧め」だ。女犯人と女弁護士は観る人を嫌な気分にさせる。テレビがさういふことをしてはいけない。
松本清張の原作はそんなことはないはずだ。それを突飛な演出でこんな低質にしてしまった。前にも似た種類のドラマがあった。
日曜ミステリー「神楽坂署 生活安全課4 ご近所トラブル殺人事件」で、アパートに住む中年女が鍋や釜を叩いて大声を上げる。そんなとき殺人事件が起きる。ここでスヰッチを切った。
中年女の行動が異常過ぎて不快になる。狂気を演技したのだらうが、本当の精神病者以上に目付きが変になる。演出者が、常軌を逸した映像は視聴者に印象を与へると勘違ひするから起きる。

十一月三日(日)
今から二年ほど前だらうか、インターネットの検索エンジンで、驚いた顔の男が口を手で押へる写真の広告があった。見た人の多くは嘔吐寸前と感じたかも知れない。これなんか目立つための不愉快な画像の典型だ。
その後、そばを食べる怪しげな爺さんの画像が現れた。普通の爺さんが食べるなら良い。いかにも狡猾さうな画像だ。飲料水のボトルみたいなものを両方の頬に立てた女の画像が電車の車内広告に現れた。強欲さうな老婆が親指を立てて儲けたことを暗示する画像がインターネットに現れた。後者の二つは、現れてすぐに消えた。見る人を不快にし過ぎるので苦情が来たのかも知れない。今は車内広告で、目を丸くした女の口臭の広告がある。
これらに共通するのは、見る人を不快にすることだ。

十一月四日(月)
二ヶ月ほど前に或る検索サイトとメールサイトの広告が動画になった。広告が動画の場合と、広告が煩雑に入れ替はるので動画と同じ悪影響がある場合だ。どちらも落ち着いて文章を読むことができない。対策として、動画部分の前に紙を置く。これは効果がある。
突飛な広告は、サイトも車内広告も無視すべきだ。さうすれば悪い広告は駆逐される。目立つことを目的としたドラマは見るのを止めよう。テレビのCMのときに声が大きくなる局がある。さう云ふテレビ局は見るのを止めるか、広告の間は消音にしよう。不快な画像は社会に有害だ。だから見ないで広告効果を無効化し、社会から追放しよう。(終)

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