千三百六十七 1.職場の五十代六十代対策、2.ミニストップの新フランチャイズ契約が正しい、3.利益額を目標にしてはいけない、4.金ピカ先生
己亥、基督歴2019+3α年、ヒジュラ歴1440/41年、紀元2679年、仏歴2562/63年
九月二十一日(土)
職場で五十代六十代の仕事が無いと云ふ記事を読んだ。これは人事部門が悪い。だいたい大手の人事部門は、五十代六十代を子会社に回したり、取引先に押し付けることで解決しようとする。この態度がよくない。
子会社や取引先でも、五十代六十代は余る。そこによそから五十代六十代が入ったらますます余る。私は前に、よその会社から人を引き受けて、社内でリストラがないのならよいが、リストラがあった場合は、押し付けた会社の門前で抗議行動を起こすと主張したことがある。
まづ年下の部下しか扱へないのは、会社の文化に責任がある。二番目に年下の管理職に責任がある。三番目に年上の部下にも責任がある。
通常の取引を考へよう。お客さんが年下のことはよくある。だからと言って取引が成立しないことはない。年下に頭を下げるのは嫌だと云ふ営業はゐない。社内も同じだ。年下しか扱へないのは、正規の指示系統ではなく、先輩後輩関係で仕事をするからだ。
役職定年はよくない。年を取っても、役職に適する人はそのまま続けてもらふべきだし、不適格になった人は、本人がそれを納得して役職を離れるべきだ。一律はよくない。
年齢の壁を越えられない会社では、五十代六十代だけで組織を作る方法がある。組織の長に年上を任命すれば、うまく行くだらう。この場合に、独立採算制だとか言って、高齢者組織に採算を丸投げしてはいけない。組織が役立つやう仕事を与へるところまで、上部組織の任務だ。

九月二十二日(日)
コンビニエンスストアのミニストップが、再来年から新しいフランチャイズ契約を始めるさうだ。今までは粗利(売上から仕入れを引いたもの)を、加盟店と本部で分配してゐたが、新契約は最終利益(売り上げから仕入れを引き、更に人件費、光熱費など諸経費を引いたもの)を、加盟店と本部で分配するらしい。
こちらのほうが正しい契約だ。今まで、本部が濡れ手に粟で儲けて来たのは、売り上げが年々伸びたからだ。だから加盟店も文句は云はなかった。それをいいことに本部は既存店の近くに新規開店を繰り返した。
今は売り上げが伸びず人件費は上がるから、これでは加盟店はやって行けない。ミニストップの新契約が、正しい。

九月二十四日(火)
一週間くらい前に、企業は利益の額を目標にしてはいけないといふ記事を読んだ。どの記事だったか探しても見つからないが、この記事は正しい。
もちろん企業の上層部は利益の目標を設定すべきだ。しかしそれは、通常の活動をしたときに得られる数値のことで、数値に合わせるため無理をすることではない。
お客様が損をしたり、従業員に無理があってはならない。

九月二十五日(水)
昭和六十(1985)年頃だらうか、京浜東北線の或る駅のホームに、幅3メートル高さ2メートルくらいの電光式掲示板が並んでゐた。そのうちの一つは予備校の広告で、兄貴分みたいな先生が、左右四人(或いは六人だったか)と肩を組む写真だった。中央の先生がどう云ふ人なのかはまったく判らないまま、昨日に至った。
それから何年かして金ピカ先生と云ふ言葉を新聞で読んだが、まったく興味がなかった。おそらくルパン三世みたいな細顔の男が、金ピカのボタンや装飾具を付けたものだらうと想像した。
昨日、金ピカ先生の遺体が自宅で見つかったと云ふニュースが流れた。写真は太顔で兄貴分みたいで、三十年以上前に京浜東北線の駅で見た顔だった。

九月二十六日(木)
金ピカ先生は多い時は年収が2億円。タレントや歌手としてもデビューしたさうだ。それが生活保護を受け、デイケアの職員が訪問したところ、自宅で死亡してゐた。
二度の脳梗塞と心筋梗塞。一年半前に奥さんと別居。一か月前に週刊誌が取材に訪れたところ、タバコとビールを欠かさず食事はせず顔は痩せこけ、現役時代の太顔とはまったくの別人だった。
参議院比例区に自民党公認で出馬し落選。鹿児島県西之表市長選挙にも立候補して落選。原因は愛称の金ピカ先生だ。如何にも表面だけで中身がない。
兄貴分先生とでも名乗ればよかった。金ピカ先生は金八先生をもぢったものだから、伝八先生(タレントとして伝説)、電八先生(電光のやうな授業と日本刀)あたりでもよかった。(終)

追記十月六日(日)
金ピカ先生の、ラジオ受験講座英語と、料理番組にゲスト出演した、動画を観た。金ピカ先生はこのときマスコミバブル状態で、バブルはいつかはじける。
あのまま予備校講師を続ければよかった。予備校講師が芸能人みたいだから面白い。芸能人になった金ピカ先生が、テレビで明るく振舞っても、同じことができる芸能人はたくさんゐる。

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