千二百九十二(モリカケ疑獄百八十の三) 1.外交失敗、2.続元号問題
平成三十一己亥年
四月二十二日(月)
毎日新聞によると
世界貿易機関(WTO)の紛争を処理する上級委員会は11日(日本時間12日未明)、韓国が東京電力福島第1原発事故後に福島など8県産の水産物の輸入を全面禁止しているのはWTO協定のルールに違反するとした1審の判断を覆した。韓国の禁輸を事実上容認した形で、日本は逆転敗訴となった。(中略)「WTOでは食品の安全性について科学的証拠が不十分な場合、暫定的に規制を認めている」との韓国の主張に対し、日本は反論しなかったとも指摘した。
つまり日本側の怠慢が原因だ。外務省の責任は大きい。河野は外相を辞任すべきだ。河野は安倍に追従するから批判される。少しは安倍を批判したらどうか。
日本はWTOを通じて安全性を立証しようとしたが、裏目に出た形だ。
河野の責任は重大だ。
四月二十三日(火)
朝日新聞Digitalに
久化、広至への支持 令和の流れ生んだ官房副長官の一言
と題する記事が載った。それによると
閣僚の一人は、杉田和博官房副長官が典拠について「国書が3、漢籍が3」と紹介したことで、「国書案のどれにするかという雰囲気になった」と感じた。
国書にするかどうかは、まづ国民から広く意見を集め、その上で決定すべきだ。ましてや新しいことを始めるには、公正な内閣によらなくてはいけない。モリカケの安倍が始めたとあっては、後世の笑ひ物だ。
安倍のしたことは、伝統の破壊だ。国民の十分な議論補経て国書にしたのなら賛成だ。その場の雰囲気で国書に誘導したのなら伝統破壊だ。明治維新の神仏分離を行った長州の三流四流狂信者にそっくりだ。このとき一流二流の人たちは、既にこの世を去ってゐた。
四月二十四日(水)
日刊SPAに倉山満さんが
はっきり言う。安倍内閣は、おバカの見本市か?
と題して記事を書いた。まづ
またしても、やらかした。安倍晋三さんは、皇室の歴史に名を残した。「天皇に“キラキラネーム”を贈った首相」として。
あの男は、自分の名を歴史に残すことしか考へない。最初は憲法改正で狙った。次は日銀資金と統計操作で好景気最長。そして三番目は史上初のキラキラネームだ。
「令和」には三つの呪いが込められている。/一つ。そもそも、「令」とは皇太子と緊密な言葉なのだ。天皇の命令は特に、「詔」「勅」の字で表される。それに対し、皇太子の命令を「令旨」と呼ぶ。(中略)つまり、皇太子殿下は天皇に即位されても「東宮の如し」との意味が読み取れるのだ。
そして
二つ。「令」の字は一回だけ候補に挙がったことがある。幕末の文久4(1864)年、朝廷からの案には「令徳」があった。(中略)「徳ニ令ス」としか読めない。どう読んでも、「徳川に命令する」の意味だ。
最後に
三つ。「令和」とは「和ニ令ス」の意味となる。「和国に命令する」のである。誰が?(中略)元号の事前公表そのものが、新儀である。日本国憲法下最初の改元である「平成」でも、新帝(今上陛下)の最初のお仕事は、改元への御名御璽であった。実際は臣下である政府が決めるにしても、改元大権の伝統的形式は守っていたからだ。
今回の事前公表で、それが破られた(中略)それどころではない、聞き捨てならない報道もされている。
安倍内閣は天皇と皇太子に事前に伝えれば憲法違反になるので、政府が決定するまで伝えなかったとの報道だ。(中略)これが事実なら、安倍内閣は逆賊だ。逆賊で悪ければ朝敵だ。本来ならば陛下より治罰の綸旨を賜り、武力誅罰すべき所業だ。
時代的表現は保守派にも支持を広げるためで、この際、左右すべての国民は逆賊安倍に反対しよう。
四月二十五日(木)
日本にゐる外国の外交官に、交通違反の反則金踏み倒しが多いと云ふニュースが載った。これは外務省の怠慢だ。反則金を払はない外交官は、大使に抗議するか不良外交官として国外退去にすべきだ。すべては河野の怠慢が原因だ。安倍にべったりだから批判される。このままでは永久に首相にはなれない。
四月二十六日(金)
十連休は迷惑、不公平、無神経だ。つまり安倍の性格が現れた。まづ仕事には休んではいけないものがある。だから連休中も出勤しなくてはいけない人もたくさんゐる。しかしこれらの人たちは代休を取るか、休日出勤手当が支給されるからまだよい。派遣やパートの人たちは日給制がほとんどだ。十連休は収入が減り、生活に直結する。
祝日はたまに休むから有難みがある。続けて大量に休んでも、有難みが薄れるばかりか、退屈だ。旅行するには高いし、安いところは満員だ。連休が明けたら仕事が溜まってゐる。1か月の仕事量は決まってゐることが多いから、十連休が終ったら、片づけるのが大変だ。
安倍のすることは、モリカケ問題とそれを誤魔化すため学園元理事長の逮捕や元文部科学次官個人情報流出と同じで、迷惑、不公平、無神経だ。
或る会社の社長が、月旅行だ、一億円のお年玉だとマスコミに目立つことばかり行ひ、下品だと批判された。それから出品を取りやめる衣料メーカーが出だして業績が悪化した。安倍の十連休も同じで、下品だ。今後支持率が下がるだらう。
四月二十七日(土)
安倍のやることは見え透いてゐる。新天皇様即位、トランプ来日、G20と繋げて支持率を維持するるつもりだ。これだけ手の内が丸見えだと、野党とマスコミは攻め方が無限にある。
国民民主党への応援は止めたから、具体策は書かない。立民党、国民党、共産党、社民党、維新の会、そしてマスコミ。それぞれが得意分野で安倍を攻めてほしい。
国民党について一つだけ云へば、自由党との合併は空振りに終った。織田信長の桶狭間の戦ひは、奇襲だから大勝利を収めた。桶狭間を攻めますと宣言して一か月くらい内部で混乱があり、そのあと攻めたら何の効果もない。とは云へせっかく合併したのだから、その戦力で第二弾を放ってほしい。これを以って、合併へのはなむけの言葉としたい。(終)
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