千二百八十二(モリカケ疑獄百七十九の二) トランプのゴラン高原政策と、安倍の目立ちたがりを許すな、三国安康
平成三十一己亥年
三月二十五日(月)
トランプがゴラン高原をイスラエルの主権と認めるべきだと発言した。これは世界平和への挑戦だ。今まで首席補佐官ケリーさんの努力で、トランプはぼろを出さずに済んだ。だから今回はトランプか狂ったと云ふより、素顔のトランプが現れたと云ふべきだ。
それにしても安倍はトランプと会ったし、電話でしょっちゅう会談をしてゐる。もちろん通訳付きだが。それなのにトランプの本性が判らないとは驚く。そして安倍はトランプをノーベル平和賞に推薦し、世界中の笑ひ物になった。

三月二十七日(水)
トランプが、ゴラン高原はイスラエルの主権と云ふ文書に署名した。日経新聞電子版によると
トランプ米大統領は25日、ホワイトハウスでイスラエルのネタニヤフ首相と会談した。イスラエルが1967年の第3次中東戦争で占領したゴラン高原について、イスラエルの主権を認める宣言に署名した。

トランプはとんでもない狂人だ。こんな男をノーベル平和賞に推薦した安倍の責任は重大だ。
ノーベル平和賞の推薦は、ゴラン高原問題の起きる前だったといふ言ひ訳は通用しない。トランプは、アメリカ大使館を移転する決定もした。その前の大統領選挙戦での主張を読んでも判る。今回の騒動は予想できた。安倍の責任は重大だ。野党の攻め所だ。野党だけではない。自民党も、どんどん攻めないと次の選挙が危ない。

三月三十日(土)
安倍は目立ちたがり屋だ。目立ちたがりの政治屋にろくなのはゐない。四月一日の11時半に新年号が発表され、安倍が12時から記者会見をする。野党は、攻撃の好機だ。四月一日は12時半から安倍に総攻撃をしよう。11時半新年号発表、12時安倍記者会見、12時半野党総攻撃開始。

三月三十一日(日)
攻撃目標は昭和六十四(1989)年年一月七日「平成」を発表したときとの相違点だ。昭和の戦前戦中を知る人たちが、叡智を傾けて築いたのが昭和二十六年のサンフランシスコ条約以降の日本だ。「昭和の戦前戦中を知る人たち」には、日本社会党(当時は左派と右派に分裂)など野党と、総評、産別会議、総同盟、新産別など労働運動も含まれる。
昭和の戦前戦中を知る人たちの行った発表と、A級戦犯尊敬の安倍はどこが違うか。これは見ものだ。

四月五日(金)
日米中や日韓米など、外交では三国の関係が重要だ。そこで三国安康と云ふ言葉を造ってみた。国家安康をもじったものだから、徳川家康の知恵袋崇伝ならすぐに言ひ出すだらう。或る男の最初と最後の文字を分断し、上下を逆にして逆さ釣りにしたものだと。私は三国の関係が重要だから造っただけなのだが。(終)

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