千二百六十五 最近見た本、テレビの感想(自慢はいけない、アナーキスト、大器晩成)
平成三十一己亥年
一月二十七日(日)自慢はいけない
最近読んだ本で、最初の部分は良い内容だと思った。しかし自慢(著者を含む10人前後のグループのうち半数が取締役になっただとか、有名人と対談したなど)が目立つ上に、内容も賛成ではないことがいくつもあったため、書籍名は伏せることにした。
内容が賛成ではない部分は、受験、就職などに兵力(=努力)を集中すると云ふ主張で、その結果が偏差値詐欺男や社畜ではないか。偏差値詐欺男や社畜は、社内の問題だからまだよい。
外部に影響を及ぼさないからだ。偏差値詐欺男や社畜が利権を得るために、非正規雇用や下請けが不利益を受ける。私が偏差値詐欺男と社畜に反対する本当の理由はここにある。

一月二十七日(日)その二アナーキスト
或る宗教団体の会員ではない作家が、取材が縁だらうかその宗教団体の古参幹部や古参会員に取材して、長期に亙ってその宗教団体系出版社の雑誌に初代会長の伝記を連載し、単行本にもなった。
或るホームページに、初代会長が国柱会の講演会を聴きに行ったとする文章があったため、私も四冊に亘る膨大な内容を読んだ。
一回目に読んだときは、私と正反対の文体と中身に、途中で読むのを止めた。著者がアナーキストで、しかし当時の社会党左派を応援したり、それでゐて言論人やマスコミが戦後は戦争反対を唱へる偽善に反対して、この宗教団体の会長は戦争に反対して逮捕されたのではないとする内容を見て、再度読み返した。
とは云へ、文体が長々として、しかも本筋とは離れた社会批評が多く下品な内容も含まれる。著者自身が四冊目で、会員ではない人がなぜ初代会長の伝記を書くのか、内容が下品だ、など投書や電話が相次ぎ、連載を中止することになったとある。尤ももともと二年間の契約だったし、連載が終ったあと四冊の単行本も出版してもらったのだから、喧嘩別れではないやうだ。
私は三度この本を斜め読みで、該当する記事を探したが見つからなかった。それよりこの本を紹介したホームページのリンクに、初代会長は北山本門寺を何度か訪れて信徒になりたいと申し入れたが、日蓮の教へと違ふと断った記述がある。もしさうなら、この団体と国柱会は兄弟関係になった筈で、興味深い記述だ。

一月二十七日(日)その三大器晩成
朝五時から教育テレビに熊野古道を記録する作家が出演し、少し観て切ることになるだらうと思ひスヰッチを点けた。明治維新後に、小さな祠を統合する命令が政府から出され、南方熊楠が反対して統合されずに済み、今でも村人たちにより守られる。そんな内容もあったが、全体は平板な内容でチャンネルを変へた。
出演者は悪くない。NHKのプロデューサやディレクターが悪い。受信料で制作するから、この程度の内容になる。
切り替へたチャンネルで教育評論家が、大器晩成だと主張してゐた。これは正しい。続きを見ようと思ったがCMが長いのでスヰッチを切った。日本の教育システムは早熟タイプにしか合はない。西洋のものを猿真似すると西洋より悪くなる典型だ。(終)

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