千二百六十二(モリカケ疑獄百七十七の二) 民主主義対強権政治
平成三十一己亥年
一月二十九日(火)
日経新聞電子版に英フィナンシャルタイムズ紙の
権威主義に陥らぬために

と云ふ記事が載った。それによると
近年の独裁主義は、20世紀初頭から半ばにかけて(中略)勃興した全体主義とは違う。国民に求めるのは熱狂的賛同ではなく権力への黙従だ。

(中略)の部分は「イタリアやドイツで」が入るが、この記事はイギリスで書かれたのでこの部分は削除した。英米仏蘭の植民地を持つ国と、独伊の植民地を持たざる国の醜い植民地争奪戦の本質がぼけるからだ。
全体主義に反対するのはよいことだが、広大な植民地を持ったことの責任転嫁は許されない。欧米の文書を読むときはこのくらい注意が必要だ。
現代の日本では、忖度で官僚を支配し、公認権と閣僚人事党内役職で議員を支配する強権政治男がゐる。

一月三十日(水)
細野豪志は無節操な男だ。旧民主党から希望の党に行き、つひに二階派の特別会員になった。自民党に入る前工作だ。すべての野党は細野豪志を許してはいけない。野党から与党に行くのは卑怯者だ。次の選挙で絶対に落選させよう。
二階も無節操な男だ。こんな男を幹事長に据へる安倍も無節操だ。小沢さんの知恵を拝借し、野党は自民党内に対立を起こさせよう。
細野の落選と、自民党内対立で、倍返しだ。

一月三十一日(木)
安倍は無教養な男だ。二十八日の自民党両院議員総会で
皆様、改めまして明けましておめでとうございます。 今年は平成最後の年であり、そして新たな時代が始まる年でもあります。ですから、今年はいい年になればいいなと(以下略)

新年の挨拶は松の内に行ふものだ。松の内は地方によって七日まで、十五日までと差があり、二十日までのところもあるさうだ。しかし二十八日までのところはない。
あと問題なのが、平成最後の年であり新たな年号が始まる年だと、なぜいい年になればいいと思はなくてはいけないのか。今までは悪い年でよかったのか。確かにモリカケ疑獄が未解決で、今までは悪い年だった。

二月一日(金)
細野は無節操なだけではなく、傲慢な男だ。静岡新聞によると
細野豪志衆院議員(静岡5区)が30日、都内で静岡新聞社の単独取材に応じ、選挙区替えが取りざたされていることについて「静岡5区以外での活動は全く考えていない。5区を離れる時は政治家を辞める」と述べた。

政治は、国民のために活動することだ。ところが細野は、選挙区が変はるなら政治家を辞めると云ふ。この男は、国民のためではなく、選挙区のために政治をやってゐた。カルロスゴーンに劣るとも勝らない安倍みたいに、お友達のために政治をする人と五十歩百歩だ。
細野みたいな人は、政界には不要だ。どうぞ辞めてください。

二月二日(土)
今国会から、安倍が眼鏡を着用するやうになった。安倍晋太郎にそっくりだと話題になった。さては金正恩の先祖ソックリ作戦のパクリかと言ひたくなる。
A級戦犯尊敬の安倍だ。一層のこと岸信介のソックリにしたらどうか。1キ1スケ1ゾーで、東條英機のソックリさんでもよい。
カルロスゴーンに劣るとも勝らない公私混同の安倍だ。カルロスのソックリでもよい。

二月三日(日)
金正恩に劣るとも勝らない先祖そっくり作戦の安倍がFridayデジタルに批判された。
安倍首相 辺野古基地問題で「口から出まかせ」「言ったもの勝ち」

と題し
沖縄県名護市辺野古の米軍基地建設問題で、いまや安倍晋三首相はワールドワイドに「ウソつき」として認定されつつある。
昨年12月、政府は辺野古沖で埋め立てのための土砂投入を開始した。この件で首相は、1月6日のテレビ番組で「砂をさらって、あそこのサンゴは移植している」などと語り環境への配慮をアピールしたが、これが真っ赤なウソだった。(中略)慌てた政府は、10日に菅義偉官房長官が乗り出して「埋め立て区域に生息していた移植対象のサンゴはすべて移植した」などと釈明。だが、実際に移植されたサンゴは、対象となる7万4000群体のうち、たったの9群体に止まっている。

もはや安倍はワールドワイドに「ウソつき」だ。
そもそも、「砂をさらって移植」という首相の発言自体、意味が分からないと指摘するのは、サンゴの生態に詳しい琉球大学海洋自然科学科の中村崇准教授だ。
「サンゴは植物のように思われていますが、実際はクラゲやイソギンチャクと同じ刺胞動物に分類されます。(中略)環境変化に特に敏感なサンゴは移植後の生存率が低いことでも知られているデリケートな動物なのです」
サンゴの事はよく知らないが、適当に口から出まかせを言って誤魔化しておけ――。首相の発言には「驕(おご)り」が滲む。


二月四日(月)
記事は続く。
「五輪を東京に招致する際にも、世界に向けて『汚染水はアンダーコントロールだ』とウソのスピーチをしましたが、結局それもうやむやになった。言い繕(つくろ)ってその場を切り抜ければいい、何を言っても大丈夫、と思い違いをしているのでしょう」(政治アナリスト・伊藤惇夫氏)

しかし
そんな「言ったもの勝ち」戦法も、そろそろ限界が見えてきた。(中略)首相のウソつきぶりはグローバルに拡散しつつあり、同時に日本国内では、「怒り」と「失望」が確実に充満し始めている。
「安倍首相の側近も危惧しています。世論調査で政権の支持は安定しているように見えますが、一方で不支持率は、常に4割前後で固まって層のようになってきている。これは非常によくない兆候です。次に『何か』が起こればあっという間に支持率と不支持率が逆転し、政権が追い込まれる下地があるということです」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)
(終)

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