千二百四十八(兼モリカケ疑獄百七十五の二、安倍を引き摺り下ろせ) 国民民主党に加勢
平成三十戊戌
十二月二十七日(木)国民民主党に加勢
安倍を引き摺り下ろすため、国民民主党に加勢することにした。立憲民主党より心配なのは国民民主党だ。弱いところに加勢するのは、堤防工事と同じだ。一ヶ所でも切れたらそこから濁流が入り、安倍を引き摺り下ろすことができなくなる。
国民民主党は、個々の政策を並べてはいけない。個々の政策には、賛成の人も反対の人もゐる。何より国民は、野党がきれいごとを並べても実現不可能だと、冷めた目で見る。
国民民主党は「安倍倒閣」を前面に出すとよい。「安倍倒閣」で「全員当確」と行かう。
十二月二十八日(金)国民が期待するのは
国民が期待するのは、汗水流して国民のために奉仕してくれる政治家だ。旧民主党が政権を取るときには、その勢ひがあった。安倍政権はこんなに悪い、だから国民民主党は倒閣します。これで選挙を戦はう。
倒閣するには全野党の選挙協力が必要だ。自民党内良識派の切り崩しも必要だ。国民民主党は、共産党が選挙協力を申し出たときは受けるとよい。こちらから申し出るのではないから、問題は無い。しかしそれだけだと立憲民主党と変はらないから、自民党内良識派とも協力しますと謳って、バランスを執るとよい。
「ゆりかごから墓場まで」ではなく「自民党良識派から共産党まで」を標語にしてもよいくらいだ、共産党が全野党協力を申し出た場合だが。自民党良識派と組むと云へば、国民は自民党に寝返ったとみる。それを防ぐためにも、両翼を広げるのがよい。
十二月二十九日(土)国民党
国民民主党は、略称の国民党を前面に出すほうがよい。国民民主党だと立憲民主党に行けなかった人たち、二番煎じの人たちの印象が強い。だからこれからは国民党と呼ぶことにする。
国民党の議員には、旧民主党に愛着のある人もゐることだらう。ここが国民の意識と大きく乖離してゐる。国民は旧民主党に嫌な印象しか持たない。わざわざ国民の悪い記憶を蘇らせることをしてはいけない。
だから尚のこと、国民党がよい。国民の意識による、国民のための政党。それが国民党だ。「国民」の「民」は「民主」の「民」だ。旧民主党に愛着のある人も、これなら納得できる。
十二月三十日(日)人寄せパンダ
かつて旧民主党で、枝野さんと蓮舫さんの人気はすごかった。それは事業仕分けで国民のために努力してくれると云ふ期待があったためだ。その後、旧民主党は突然、事業仕分けを中止し増税路線に反転した。そのため国民の期待が国民の憎しみに替はったのは、承知の事実だ。だから幹事長に就任した枝野さんが「人寄せパンダになれば」と挨拶しても、人は寄って来なくなった。
都知事の小池さんは人寄せパンダとして最適だったが、傲慢な発言が災ひして、小池さんから選別された立憲民主党が反人避けパンダとなり、人寄せパンダと同じ効果をもたらした。
今の立憲民主党は反人避けパンダの効果が失効したから対策が必要だが、その前に国民民主党にも人寄せパンダが必要だ。それには小沢一郎さんが最適だ。国民民主党は自由党と合併し、小沢さんを最高顧問にする。党名は国民党を正式名、別名を国民民主党にする。
これで国民党は人気が復活する。小沢さんは、良くも悪くも何かをやってくれるからだ。旧民主党を離党してからは、良いことばかりになった。少数派が小沢さんを改造した。
十二月三十一日(月)立憲民主党は国民を見下してはいけない
せっかく国民民主党を応援して、全野党で勝利しようとしてゐるのに、立憲民主党が心配になってきた。国民を見下す態度をエリート主義と呼ぶ。国民に対し自分たちは優れてゐると勘違ひすることだ。立憲民主党に国民を見下す態度が目立ってきた。性的少数者や同性愛者を立候補させたり、これらの人たちのための法律を提案すると云ふのだ。
これらの人たちへの配慮も必要だ。しかし立憲民主党が先頭に立って、国民はこれらの人たちへの配慮が不足してゐるから俺たちが国民に教へてやる、と云はんばかりの態度は国民の反発を呼ぶ。
立憲民主党が前回の選挙で好成績を残したのは、小池さんと云ふ人避けパンダの反対側だったからだ。困ったことになってきた。全野党の弱点の国民民主党に肩入れしてゐるのに、今度は立憲民主党が危なくなった。二つ同時に応援するのは難しい。だからと言って、合併するのはルノーと日産みたいで更に悪い。(終)
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