千二百四十五(モリカケ疑獄百七十三) 1.野党はヤジで倒閣しよう、2.河野は国会議員にさへ不適格だ
平成三十戊戌
十二月十四日(金)
安倍の側近で元官房長官の河村が、安倍の発言を暴露した。TBSのホームページによると
安倍総理は12日夜、政府・自民党の幹部と会食しました。(中略)「(首相が)もっとやじが出てもいいんじゃないかとか。最近の若い連中、もっと元気出して、やじがもっと出てもいいのになということ言ってましたね」(河村建夫 元官房長官)
しかし、河村氏はその後、「総理が言ったのではない」とこれを訂正しました。
河村氏は、6月に安倍総理と会食した際にも、衆参の予算委員会の集中審議について、「もう勘弁してほしい」とした安倍総理の発言を記者団に紹介したあと、翌日になって訂正しています。

一旦言ってしまった以上、あとで誤魔化しても駄目だ。野党は国会で、どんどんやじを飛ばさう。やじで倒閣するつもりでやれば、必ず変化する。

十二月十五日(土)
河野は非常識な男だ。読売オンラインによると
河野外相が11日に閣議後記者会見を行った際、日露関係についての記者の質問に連続して「次の質問どうぞ」とだけ答え、記者が反発する場面があった。(中略)河野氏は関連する質問4問に応じず、「次の質問どうぞ」と繰り返した。

何かを云はれたのに無視する。これほど非常識な行動はない。私が労働組合分裂のときに、反主流派に行ったのもこれが原因だった。
書記長とは富士通の労働者派遣問題で争議になったとき以来の知り合ひだった。今の会社でも労働者派遣で争議になり十年ほどくすぶってから労働委員会に申し立てた。労使双方による証人の証言で、書記長の質問が論点を外れてしかも時間ばかり掛かるため、小声で「私も質問したいことがあるので15分空けてください」と言った。書記長は何も云はないので了解したと思った。ところが相変はらずだらだらと質問を繰り返すので、予定を30分過ぎた。そのため使用者側弁護士の要求で私への質問まで30分伸ばされた。私は何時間質問されやうと構はない。しかし残念だったのは、私が会社側証人に質問できなかった。
このとき書記長が、これこれの理由で質問を続けると云ふのなら納得をする。しかし何も云はず、それでゐて無視するこの男は一体、何様のつもりなのかと驚いた。この男はマスコミで一時騒がれた。そして「功成り名を遂げた」なんて自分で云ひ出し、全労協でトラブルを起こして脱退し、ほとぼりが冷めたころ連合に移った。
河野の態度はこれと同じで、外相として分不相応だ。そればかりではない。他人の質問を無視する男は、国会議員としても不適格だ。野党は、選挙の時は河野の選挙区で落選運動を進めることを宣言したほうがよい。

十二月十六日(日)
河野の傲慢は各方面から批判された。朝日新聞DIGITALに
「河野さん傲慢やで。トランプ氏よりひどい」辻元氏

と題する記事が載った。
記者が質問する、その後ろには国民がいる。ボクちゃん1人で外交やっているんじゃないからね。(中略)トランプ米大統領よりひどいんじゃない?(中略)やっぱり安倍政権に染まるとこうなっちゃうのかしら。

やはり一番悪いのは安倍だった。

十二月十七日(月)
国民が野党に期待するのは、国民のために汗を流すその行動に対してだ。民主党(当時)の連立政権が誕生したのも、国民のために頑張ってくれると云ふ期待があった。河野落選運動なんて最適だ。
「我が党は河野さんの選挙区で、かういふ演説をしました」「我が党はビラをまきました」。全国で宣伝すれば人気が高まる。そのうち「今週の河野落選運動 立民党〇、国民党◎、共産党◎、維新△、自由党◎、社民党〇、自民党失格、公明党×」と競馬の予想表みたいなものが出回るかも知れない。

十二月十八日(火)
競馬の予想表を立民党〇、国民党◎に変更した。政党の目的は政権を取ることだ。立民党が同性愛者を立候補させるさうだ。これで票が逃げる。選挙区内では人柄による。「あ、同性愛者だけどよいことを言ってゐる。今回は面白いから投票してみよう」となる。しかし他の選挙区では逃げる。
社会は、標準から外れた人を標準に戻すやう努力し、それでも駄目な人にも生活できるやうすべきだ。ところが立民党のやり方は、標準から外れることを推奨し、本物の弱者(失業者、技能実習生)は無視する。
これは立民党ではなくその前身の民主党の話だが、外国では弱者側の政党は失業者が増えたら財政政策を発動させる。なぜ日本の民主党は増税と云ふ逆のことをするのかと、外国から見れば不思議だったさうだ。
立民党は×にした訳ではない。〇だから合格圏だ。公明党は与党だから×にしたが、自民党内各派と連携し安倍と対決してほしい。
安倍とカルロス・ゴーンは似てゐる。どちらも公私混同だ。(終)

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