千二百二十四 京都と金沢には宿泊拒否、東工大と東京藝大は値上げ分だけ補助を減らせ
平成三十戊戌
十月二十七日(土)
京都市内、金沢市内に宿泊するのは止めよう。宿泊客は、両方の市にとって貴重なお客様だ。それなのに宿泊税を取るとは、傲慢も甚だしい。
東工大と東京藝大は学費値上げ分だけ補助金を減らせ。大学の入試は、社会の選別機能の代行だ。まづ医学部や獣医学部のやうに人数制限機能を代行するところでは、お友達優遇を許すとそれは濡れ手に粟商法になる。それ以外の一般学部では人数制限機能は代行しないものの、偏差値序列により選別機能となってしまった。その原因は大学の淘汰が行はれないためだ。今回安直な値上げを発表した東工大と東京藝大を淘汰させよう。

十一月四日(日)
先日、浅草公会堂の集会室に行った。昼食のときに外を歩くと、そこは普通の家屋の並ぶ街並みがあった。民家にマンション建設反対の張り紙がある地域もあった。雷門通りを横断しただけなのに住宅地がある。これが普通だ。
京都で住民が迷惑するとすれば、それは市の行政が怠慢だからだ。住宅地は観光客が不便なように通行止めなどを設ける。生活に関係するバスは一日乗車券で乗車禁止にする。バスより地下鉄に観光客を誘導する。
やるべきことをせず、安直に宿泊税を導入した京都市は許し難い。すべての観光客は京都市内の宿泊を拒否しよう。京都市内での買い物を拒否しよう。京都市内での飲食を拒否しよう。

十一月七日(水)
京都は1075年の間、日本の首府だった。だから京都が宿泊税を新設したのはまだ理解できる。国民は京都に宿泊せず、土産物も買はず、食事をしなければよいだけだ。
それに比べて金沢は一体何だ。北陸新幹線が開通して、わずかな期間観光客が殺到しただけだ。それなのに京都の猿真似をした。1075年と新幹線開通後のわずかな混雑を同一にするとは驚く。
宿泊税といふ悪習を日本に広めてはいけない。関所の廃止で築かれた公序良俗を破戒してしまふ。金沢市内に宿泊するのはやめよう。買ひ物をするのもやめよう。飲食も拒否しよう。

十一月九日(金)
東工大と東京藝大は、大学の人間選別機能に胡坐をかくから、経済制裁が難しい。それをいいことに学費値上げと云ふ、国立大学の公序良俗を破戒する行為に出た。まづ両大学は国立の必要がない。既に独立法人だから、私立大学並みに補助金を下げよう。
日本は四十年前に工業化を達成し、今では脱工業化が進む。国立の工業大学は必要がない。東京藝大のやることは、芸術分野における国民の安穏な暮らしへの創造とは無縁だ。商用音楽、商用美術への無力さと西洋猿真似だけだ。(終)

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