千百七十四(モリカケ疑獄百四十四) 三選工作に騙されるな
平成三十戊戌
八月九日(木)
読売新聞の輿論調査によると、A級戦犯尊敬安倍の不支持率と支持率は均衡してゐる。読売新聞は自民党支持が多いから、世間一般では不支持のほうが多いと見てよい。それなのに一ヶ月半ほど前に、安倍の支持率が回復と云ふ文章が出回った。Googleニュースの先頭ページなので字数が多いと後半が省略されるが、それを紹介すると
Googleニュース

内閣支持率上昇で「安倍3選」に現実味 石破氏抑え、国会議員票は過半数の勢い
報道各社の世論調査で、安倍晋三内閣の支持率が上昇し、9月の自民党総裁選での「安倍3選」が現実味を帯びつつある。拉致問題解決を含めた北朝鮮外交などへの期待 ...

ZAKZAK
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内閣支持率回復に
先週末の毎日、日経の世論調査結果が出てきました。(毎日、日経の順)安倍内閣支持率は、支持するが各々36%、52%。支持しない、が40%、42%と、支持率低下は底 ...

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今日
安倍内閣支持率「わからない」6%が示すもの
日本経済新聞社の22~24日の世論調査で安倍内閣の支持率は52%に上昇した。支持と不支持のどちらの回答も示さない「いえない・わからない」層は6%にしぼむ。5割の ...

日本経済新聞
今日
安倍内閣の支持率が軒並み上昇、米朝首脳会談後の調査で
米朝首脳会談後に行われた世論調査で、安倍晋三内閣の支持率が軒並み上昇傾向にある。日本経済新聞とテレビ東京が週末に行った世論調査では5割台に乗せ、支持 ...

ブルームバーグ
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安倍内閣支持率52% 4か月ぶりに支持率が不支持率を上回る
安倍内閣の支持率が52%となった。6月22日から24日に日本経済新聞とテレビ東京が世論調査を実施した。

このころマスコミに工作があったと見るべきだ。米朝首脳会談の直後なら、トランプとゴル友(ゴルフ友達)の安倍も支持率が一時的に高くなる。

八月十日(金)
過去の記事が溜まったので紹介すると、まづはLiteraの3月26日だ。見出しは
森友疑惑の本丸はやっぱり“影の総理”か! 安倍首相が今井尚哉・首相秘書官の大阪での行動を追及されて異常な狼狽

第一節は
昨日おこなわれた自民党大会では、(中略)安倍首相の似顔絵入りの「書いて消せる!マグネットシート」なるものが党員への土産物として配られたことが話題に。司会者は「何回書いても消せますので、どうぞ何回でも書いて消してください」と連呼していたという。 「何回書いても消せる」……。いかに安倍自民党に反省の色がないかということを象徴するエピソードだが、明日に迫った佐川宣寿・前財務省理財局長の証人喚問も、「佐川がやったこと」として罪を全部なすりつける気でいるのだろう。

以下、第二節と第三節は、節の見出しが付いて
森友問題が大きく動いたあの日、安倍首相と今井首相秘書官は大阪に

と、第三節は
慌てふためき必死で否定する安倍首相、しかし一方で次々と疑惑が

二つの見出しがすべてを物語ってゐる。

八月十一日(土)
次は「週刊現代」4月7日号の
政治記者50人に聞いた「安倍政権、いつまでもつか」の答え

と云ふ記事だ。
安倍晋三は、今も総裁三選を夢見る。だが50人の記者のうち実に34人(68%)が、「安倍は三選されない(総理を辞める)」と考えているとわかった。
安倍政権の機関紙とまで言われてきた新聞のベテラン記者が記したコメントを読んで欲しい。
〈三選はもはや、ありえない。5月には退陣するのではないか。これまで「安倍べったり」だった読売新聞の幹部からも、読者離れを気にして、総理を支える雰囲気がなくなった〉(読売・40代・男)
〈昭恵夫人の国会招致が避けられない状況になれば即退陣。解散カードをちらつかせる力すら失い、今国会中の退陣は既定路線〉(産経・40代・男)

挽回の方法は
いまや安倍の頼みの綱は、ただの一つしかない。
〈南北会談、米朝会談と、日本が外交で取り残されるなか、北朝鮮関連でなんらかの緊迫状況が起こり、その対応に一気に目がいけば、安倍が救われる〉(毎日・40代・男)

あるいは
〈通常ならば、『内閣支持率が下がれば選挙に勝てなくなる』と、総理への辞任圧力がかかるものだが、今年は国政選挙がないうえ、野党は分裂状況で非常に弱い。そのため、安倍総理が地位にしがみつくことが可能になる〉(日経・30代・男)

4カ月前は多くの人が安倍退陣を予想した。自民党反A級戦犯尊敬派と、野党の挽回に期待したい。

八月十二日(日)
4月13日の日刊ゲンダイDIGITALは
贈収賄に発展の可能性 「首相案件」解明へ加計氏の喚問を

との見出しで、「首相案件」文書に関係する疑惑を紹介したあと
ここまで材料がそろっているにもかかわらず、安倍首相が焦点の官邸訪問を頑として認めないのは、もちろんワケがある。

「安倍首相は昨年7月の衆院予算委の閉会中審査で加計理事長との付き合いを問われ、〈友人関係なので私がごちそうすることもあるし、先方が持つ場合もある〉と答弁した。2人はおごったり、おごられたりの関係だと口を滑らせたのです。首相本人が議長を務める国家戦略特区の利用を狙う事業主体だと加計学園を認識した上で、加計理事長からゴチになっていたとなれば、収賄罪などの刑事事件に発展する可能性もある。だから、獣医学部新設計画を知ったのは、17年1月20日とするしかない。“首相案件文書”の内容を認めるわけにはいかないのです」(司法関係者)

当ホームページもこれ以降、見出しを(モリカケ疑獄)と変更した。(終)

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