千百五十九(その百三十三) 国民の心情「安倍は呼び捨て」「奥さんはさん付け」(安倍の奥さんにミャンマー祭りで遭遇)
平成三十戊戌
七月一日(日)
昨日は午前中用事があり、午後はその足で増上寺の「ミャンマー祭り」に行った。日ざしが強くすごい暑さだった。増上寺はいつも地下鉄の神谷町から行く。東京タワーを超え増上寺までは日陰を歩いたので、それほど暑くはなかった。増上寺に着いてからが暑かった。
ミャンマービール(瓶詰、500円)を購入し、席がないので立ったまま昼食を食べた。毎年会場を提供してくださる増上寺には敬意を表するが、座る場所が少ない。立ったまま食べたり、建物の外側の隅に座って食べる人が続出した。これは増上寺の責任ではなく、主催者側の責任だが。
暑いので写真展を観た。ここは冷房が効いてゐる。順路どほり入って二列目を左折すると背広を着た男性の一団とすれ違った。通路の2/3くらいのところを歩くからすれ違ふのに狭かった。私の後ろの男が「安倍の奥さんかな?」と云ひ、連れの男が「いや、安倍の奥さんとは顔が違ってた」と答へた。暫くしてどちらかが「隣にゐるほうが安倍の奥さんだ」と云ふ。私は二列目を観たあと一列目に行こうとするが一団がゐて行けない。顔は確かに安倍の奥さんではなかった。
私は戻って二列目を再度観たあと、一列目に行かうとするが、まだ一団がゐる。そこで顔が見へて、安倍の奥さんだった。誰もがなぜ間違へるかと云ふと、安倍の奥さんはミャンマー服を着てゐる。隣に案内の女性か安倍の奥さん付きの秘書(公務員で前任者は大使館に転勤し、まづ多数の公務員を奥さんに付けることは税金の無駄ではないかと云ふ議論と、前任者を海外に転勤させたのは隠すためではないかと云ふ議論が起きた)がゐるから、そちらを見て顔が違ふと思ってしまふ。二回目に見るときはミャンマー服の女性にも注目するから本人だと判る。
ここで注目すべきは国民のほとんどが、安倍は「呼び捨て」、奥さんは「さん付け」にすることだ。

七月二日(月)
安倍夫人のことをどう呼ぶか、輿論調査をすると面白い。「安倍の奥さん」「安倍さんの奥さん」「安倍首相の奥さん」のなかから選ばせる。
結果は「安倍の奥さん」が断トツで一位だらう。これは輿論調査の罠だ。「安倍さんの奥さん」は言ひにくいし「安倍首相の奥さん」は長い。更に「安倍の奥さん」は三択の一番目だ。
しかし、輿論調査の罠を仕掛けなくても、安倍を呼び捨てにする人は多いことだらう。「お友達」「アベ友」「忖度」「改ざん」「財務省職員自殺」「国税庁長官任命責任」「学校法人事務局長嘘発言」「学校法人理事長震災の翌日記者会見」「記者会見地元記者クラブ以外入場拒否」。これだけ続けば、自民党関係者を除いて「安倍首相」と呼ぶ人はほとんどゐない。
安倍呼び捨て運動を始めようではないか。これだけで三選を阻止出来さうな気がする。

七月二日(月)その二
前文科省事務次官前川喜平さんと、元文科省官僚寺脇研さんの講演会「忖度と改ざんの時代に私たちはどう生きるか」が9月28日に開かれる。案内役は立憲民主党から市議に立候補予定の女性だ。港北公会堂で入場料500円。
私も聴きに行きたいが、9月末は横浜市から転居の予定だ。港北区在住の人は多数出席してほしい。それにしても今から9月末とは前川さんも多忙だ。(完)

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