千百二十六 花粉症が治った理由
平成三十戊戌
四月十八日(水)
私は昭和55(1980)年辺りから、鼻アレルギーに悩まされてきた。最初はハウスダストで、これは富士通病院の耳鼻科で検査してもらって判明した。そのとき減免療法があり毎週通院することを何か月か繰り返す方法を勧められたが、当時のパソコン開発部門は小杉分室にあり、川崎工場は連絡バスだったので、その方法は選択しなかった。
その数年後に、このときは富士通を退職した後だが、花粉でも反応するやうになった。これは自宅近くの耳鼻科で判明し、そのとき云はれた事は、一つに罹ると、だんだんほかのものにも反応するやうになるさうだ。
ところが38年目にして、突然花粉アレルギーが治った。考へられる原因が二つある。まづ魚の缶詰を食べるやうになった。週に二回乃至三回食べる。お薦めは100円ローソンのサンマ蒲焼とイワシ塩焼きだ。どちらも108円(税込み)である。除夜の鐘と同じで縁起がよい。
二番目に、1階の郵便受けを一日二回見に行くときに、一回目は25階から往復歩き、二回目は降りるときだけ歩く。つまり下りを二回、登りを一回やる。この二つの理由のうちどちらかが原因だと私は思ふ。

四月二十一日(土)
魚は以前から食べてきたのだが、昨年辺りまでは魚ソーセージだった。それを魚の缶詰に変へた。これが功を奏したのかも知れない。あと階段を上る。私は普段からたくさん歩くから、これは昔とそれほど変はらない。しかし階段を上ると、脈拍が歩く時よりかなり上がる。これが影響したとも考へられる。
インターネットで調べると、年を取ると免疫が下がりアレルギーが治ることがあるさうだ。これではないと思ふ。次に、体の調子がよいと一年だけ発症しないことがある。どうやらこれのやうだ。体の調子がよいから発症しなかった。

四月二十五日(水)
一昨日の早朝に息苦しくて目が覚めた。毎年息苦しくて夜中に目が覚めることがアレルギーの幕開けとなる。しかし今年は単発だらうと予想した。そしてそれは正しかった。昨夜は大丈夫だったし、そもそも昼間は今までに一回も症状がない。今は花粉発散量が下降する時機だ。本当の花粉症はもっと前に発症すべきだ。(完)

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