千百十 バイオマス発電展(化石燃料の消費中止は可能だ)
平成三十戊戌
三月四日(日)
先週は国際展示場で、下記の催しがあり、休暇を取って見学に行った。
第15回[国際]水素・燃料電池展、第10回[国際]二次電池展、第4回[国際]バイオマス発電展、第12回[国際]太陽電池展、第9回[国際]スマートグリッド EXPO、第3回[次世代]火力発電 EXPO、第10回 太陽光発電システム施工展、第7回[国際]風力発電展

一枚の招待券ですべてを見ることができるのだが、今回の関心事はバイオマス発電展だった。展示内容は、木、下水汚泥、ヤシ殻の製造、粉砕、乾燥、計測、運搬、燃焼、発電。見終った感想は人類は化石燃料の消費停止は可能だ。人類の産業で一番の基本は農業だ。その農業を再び人類活動の中心に持ってくることができる。
私の勤務する会社は、かつて風力発電に進出したことがあった。と云っても設計や製造は別の会社が担当し、当社は営業と、あとわずかではあったが私が英語の契約書の翻訳を担当した。英語の契約書は、分詞による修飾や、関係代名詞、除外の前置詞が三重くらい入り組み、通常の翻訳の100倍くらい頭が疲労したことを思ひ出す。そんな関係で数年前までは休暇を取り、風力発電を中心に見て廻ったこともあった。
数年前には風力、太陽光、スマートグリッド、家庭用水素発電と温水が中心だったが今年は、太陽光の施工と太陽の追跡、家庭用充電器、バイオマス、水素燃料電池が中心になった。

三月五日(月)
東急のお台場切符を使ふと往復750円で割引になる。臨海線は高いから復路はバスを使ふ人もゐる。それを避けるためで鉄道会社にとっても悪い話ではない。
しかし私は昔から都営一日乗車券500円で往復してきた。安い理由もあるが、消費税8%のときに値上げをしなかったその経営努力に敬意を表するためだ。
渋谷から往路は都01系統、復路は都06または都88系統を使ふことが多い。往路は最短時間、帰路は気分転換だ。
往路は都電6系統の代替バスが前身だが今は六本木通り経由になった。青山通り経由だと地下鉄と並行だから一本ずらしたのだらうとずっと思ってきたが、都電6系統は元々青山通りから墓地下の専用軌道を通って六本木通りに出たことを思ひ出した。中学生のときに自転車を押しながら専用軌道跡を歩いた。脇に在日米軍の新聞社があり、立ち入ると日本の法律で罰せられると書いてあったことを覚えてゐる。

三月七日(水)
石炭、石油の消費は西洋野蛮人が始めたことだ。そして米ソ冷戦があり、西側は経済発展による勝利を目指した。その結果が地球温暖化だ。冷戦が終った今こそ、石炭、石油の消費を停止すべきだ。(完)

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