千三十一(その四十九) 小林よしのりさん、鈴木邦男さんの立憲民主党応援を歓迎
平成二十九丁酉年
十月十五日(日)
小林よしのりさんと、新右翼「一水会」の鈴木邦男さんが、立憲民主党を応援した。心から歓迎したい。スポニチのホームページによると
「保守のわしがなぜ枝野氏を応援するのか。それは希望の党も自民党も保守じゃないからだ。枝野氏の方がもっと保守だ」と強調。15年9月に成立した安保法制の集団的自衛権行使を容認する安倍政権について「あれは単なる対米追従勢力。米国について行って戦争しろと、それだけだ」とし、「我が国を我が国で個別的自衛権で守る。これが保守の考え」と10分にわたり持論を展開した。


十月十五日(日)その二
BuzzFeedNEWSには、小林よしのりさんの演説の全文が載った。重要な部分を紹介すると
希望の党が排除するって言ったときに、辻元清美からわしのところに電話がかかってきた。「私はどうすればいいの?」と相談しにきた。
わしは「枝野幸男を代表にして絶対に新党を作れと。これは絶対に成功すると。それを待ち望んでる国民はすごく多いと。枝野はやれる。絶対に新党を作れ」と言ったんです。

これはすごいことだ。小林さんは立憲民主党生みの親と云ってもよい。
それで兎にも角にも、立憲民主党。これね、本当にこの党名がいい!
なぜかというと、民主主義っていうのは暴走するんです。安倍政権見ればわかるでしょ?一応、民主主義で選ばれたんですよ。けど、暴走してる。ヒトラーもね、民主主義から生まれたんですよ?みんなハイルヒトラー、ハイルヒトラーって言ったんですよ。
民主主義は暴走する。それをどうやって防ぐかって言ったら、立憲で防ぐんですよ。立憲主義で。権力の暴走を立憲主義でフタをして止める。これが立憲民主党。素晴らしい党名ですよ。
だから、わしは全く勝手なことを言うけど、これをもういっぺん民進党っていう名前に戻してはならん。もうね、成功してる。立憲民主党で成功してる。

なるほど、これは事実だ。
保守二大政党とか言うけどなんだよ!わしゃ保守ですよ。本当はね?
なんで保守がリベラルを応援するのか。それはね、保守じゃないからですよ、自民党が。自民党は保守ではない。あれは、単なる対米追従勢力です。アメリカについて行って戦争しろと。それだけですよ。自衛隊を自衛隊のままでですよ?集団的自衛権に参加させるんですか?こんな恐ろしいことはないですよ。
枝野さんは安保法制の議論のときに個別的自衛権を強化しろと言った。実はこれがね、保守の考え方なんですよ。我が国を、我が国で、個別的自衛権で守る。これが保守の考えなんですよ。

私は、日米関係を軍事とそれ以外に分け、軍事に限って同盟を認める立場だから、小池さんの集団的自衛権に反対はしない。しかし本来は小林よしのりさんの説が正しい。私の説は多数派結成のため最大限譲歩したものだからだ。
でね、リベラルと保守っていうのは対立しません。非常に似通っているところがあって、経済政策においても枝野氏が出した公約、ほとんど賛成できますね。これは間違いない。
格差をどんどん広げていって、一般国民を貧困層ばかりにしてしまったら、それは消費できませんよ。みんな貯金しますよ。回らないんですよ、資本主義が。資本主義を健全に運営するためには、格差は是正しないとダメです。
これは枝野氏が出した公約。これが保守なんですよ、実は。わしは立場を全く異にするはずなんだけど、枝野氏の方がはるかにわしは賛成するんです。これはやむを得ない。

これも小林さんに賛成だ。保守派の人たちは自民党に投票してはいけない。(完)

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