二千九百五十二(うた)メモ書き歌(会津の折句)
乙巳(西洋地球破壊人歴2025)年
十月十七日(金)
十一ヶ月ぶりに、メモ書き歌を作った。今回は会津である。最後の長歌と反歌以外は、すべて折句にした。まづ「あいつたひ(会津旅)」を折り込み
明日は乗るいでゆに沿ひて通天の高き山なみ秘か裏道
裏道とは新幹線に対し、会津、野岩、東武の各鉄道。通天は、空に通じるやうな山なみ。次は「あいつ鉄道」を折り込み
雨を溜め猪苗代沿ひ継ぐ旅の鉄路は進み道は途切れず
次は「野岩鉄道」を折り込み
野は広く岩の名勝鉄の橋道沿ひ宿場名所途切れず
次は「東武鉄道」を折り込み
あづま越え武蔵を北に鉄橋を道は奥へと会津の郷へ
次は「会津若松駅」を折り込み
会ひ別れ津波に散るか若武者は待つ飯森にうまやは静か
次は「只見線復活」を折り込み
只見線見に来る人等線状に復た走り出す活力の町
次は「磐越西線」を折り込み
磐城から越後を結ぶ西東線は途切れず今も未来も
磐城から郡山の磐越東線は怪しくなってきたが。次は「きたかた市」を折り込み
来て見れば宝の蔵と神の酒たのしラーメン市街を巡る
次は、普通の長歌と反歌の組み合はせ。
客貨車が駅を行き交ふ機関車も 旅客と貨物分離前電車化される前までは 客操及び貨物扱ひ
反歌
気動車と観光用のSLと円形庫あり今の若松
貨物扱ひとは、貨物積卸場。貨物駅と呼ぶと、一般駅(旅客と貨物)、旅客駅(旅客のみ)に対する貨物駅(貨物のみ)なので、使用を避けた。
十月十八日(土)
今日も会津の折句を作り、昨日と同じく最後のみ長歌と反歌にした。まづは「東山温泉」
あづま越え山裾静か温泉に泉の如く旅愁湧き出る
次は「いなわしろ」で
飯森山繩手の心若武者は城の煙に路傍へ消える
次は「きしゃのたび」
機関車が車両を引きて野を走る旅懐かしきひとに分からず
次は「塔のへつり」
塔二つ野ほとけと城平和呼ぶ着かぬことなし龍王峡へ
次は「鬼怒川温泉」
鬼が出て怒る勢ひ川の水温かくなり泉沸き出る
次は「大内宿集落」
大いなる内の気概は宿場町集まる人気落とさず朽ちず
次は、長歌と反歌二つで最終。
芦ノ牧湯野上塩原中みより 温泉を名に 湯西川川治鬼怒川 駅多く山の麓を三社の鉄路
反歌
会津から野岩東武に便乗のJRまで線路は続く
反歌
東武から野岩会津が乗り入れのJRまで線路は続く(終)
(追記10.19)番外編として
鉄道の線路は続くどこまでも奥羽田沢湖二つを除き
奥羽本線と田沢湖線は、新幹線が乗り入れる為に、軌間が異なる。
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