二千三百三十四(朗詠のうた)報道を読んで(子供人口過去最少、果物の里)
甲辰(西洋未開人歴2024)年
五月七日(火)
読売新聞のホームページに
子どもの推計人口は過去最少1401万人…43年連続減少、少子化に歯止めかからず

が載った。前文は
総務省は4日、4月1日現在の15歳未満の子どもの推計人口が1401万人だったと発表した。(中略)43年連続の減少となった。(中略)総人口(1億2400万人)に占める割合も(中略)11・3%と50年連続で低下した。

本文の後半では
人口4000万人以上の主要国で子どもが総人口に占める割合(日本以外は2023年推計値)を比較すると、日本は韓国の11・2%に次いで低かった。米国(17・7%)、英国(17・2%)などと比べても日本の少子高齢化の状況が際立っている。

記事は指摘が不十分だが、日本は韓国より0.1%高いだけだ。次に、米国英国の英語圏だけではなく、他の欧州とアジア各国も知りたいものだ。
こどもの日因み子の数減るが載る み(三)そ(十)とせ前に とを(十)あまり七つの歳の人の数最も高く その後は減り続けるが今へと続く

反歌  教へるの仕事変はるは正しきの分れ道とは今顧みる
三十年前に、高校卒業者の数が最大で、それからは零歳に至るまで減る一方だった。

五月八日(水)
同じく読売新聞のホームページに
こんな病気が日本にあったのか…嫁ぐ時は「棺おけを背負って」と言われるほど恐れられた「死の貝」

が載った。
かつて山梨の農民らを悩ませた感染症「日本住血吸虫症」の歴史をたどる小林照幸さん(56)のノンフィクション「死の貝」が、新潮社から文庫で復刊された。

で始まる。
「その地域に嫁ぐ時には『棺おけを背負って』と言われるほど恐れられた病。日本の医学者たちが、病原体発見から予防、治療法を世界に先駆けて作ったと知り、関心を持った」。(中略)小林さんは振り返る。

本文に入り
日本住血吸虫症は、水田などで寄生虫の卵が 孵(ふ)化(か)し、大きさ1センチに満たない貝「ミヤイリガイ」に寄生する。(中略)皮膚から侵入し、(中略)江戸時代の文献にも記述があるという。
小林さんは大学生だった当時、患者の写真を見た。腹部が大きく膨れた人や、栄養を吸い取られた低身長の男性もいた。「こんな病気が日本にあったのか」。(中略)現地を訪ね、治療法が不明だった感染症の克服に尽くした医師や地元の人々に取材を重ねた。

これは貴重な取材だ。最近の、一方に偏る意見の悪質新聞社とは正反対だ。小生が悪質新聞に気付いたのは、菅野田の消費税騒ぎのときだった。
1996年の「終息宣言」まで「医師、行政、地域住民の三位一体の努力があった」という。(中略)ミヤイリガイは水がないと生きられないため、山梨県では生産作物を米や麦から果樹へと転換した。

病との長き闘ひ甲斐ありて甲斐は果物実りの里へ
山梨は果物の里病との守る攻めるで手にした青果
(終)

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