千六百九(和語の歌)(モリカケ桜疑獄二百六の五) 総裁選
辛丑(2021)
九月七日(火)
自民党の総裁選は、岸田、高市、石原が立候補することで固まりさうだ。そして安倍は高市を応援することになった。
安倍は、側近がLGBT法案で暴走し過ぎた。そもそもご本人が、憲法改正を出したり引っ込めたりして、ニセ保守だった。
LGBT法案は、安倍周辺と野党が現代の薩長連合を組み、自民党内を「びっくり」にして実権を取り戻さうとした。しかし自民党は、安倍が考へるより良識があり、失敗した。
さすがにLGBT法案でリベラルに傾き過ぎたと思ったのか、今度は高市早苗を担いだ。しかし高市は細田派を裏切った人間だ。細田派内に反対が多い。

九月八日(水)
岸田が早くも劣勢になった。東京新聞のホームページによると
自民党総裁選への立候補を表明している岸田文雄前政調会長は7日、森友学園問題を巡る財務省の決裁文書改ざんに関し、国会内で記者団に「再調査は考えていない」と表明した。(中略)岸田氏は2日夜のBS―TBS番組で「調査が十分かどうかは国民が判断する話だ。国民は足りないと言っているわけだから、さらなる説明をしないといけない」と指摘していた。

「さらなる説明をしないといけない」と一旦は言ったのだから、その路線を突き進んで安倍批判票を取り込むべきだった。女性自身のホームページによると
岸田氏の一貫しない主張の陰には、安倍晋三元首相(66)が潜んでいるとある全国紙の記者は言う。
「岸田氏はもともと優柔不断で、総理としては不適格ではと言われていました。しかし今回の立候補にあたっては、菅首相と真っ向から反対する動きを見せていて、“変わった”と、期待が高まっていた。
しかし、(中略)結局、安倍氏を敵に回すことはできなかったようです。岸田政権が誕生しても安倍前首相の傀儡政権になる可能性もあります」
(中略)相変わらずの優柔不断さを見せた岸田氏。安倍氏の支持を取り付けたとして、朝令暮改をする首相に、国民がついていくことはあるだろうか――。

安倍路線の菅は、支持率低迷で退陣を余儀なくされた。安倍路線では、支持率が低迷して衆院選に負ける。

九月九日(木)
FNNプライムオンラインに
安倍さんと麻生さんは河野さんでなく岸田さんを首相にしたいようだがこの二人が競ったら党分裂の危険な匂いがする

が載った。昨日掲載されたが
読売調査でも(1)河野30%(2)石破21%(3)岸田12%(自民支持層)

とあるやうに、書いたのはもっと前のやうだ。今は高市と河野が有力だ。自民党は分裂してほしいが、それより問題なのは、野党の不甲斐なさだ。自民党に対抗できる勢力は、自民党の分裂でしか現れない。細川政権と鳩山政権は、どちらもその典型だ。元々ある野党は、対抗できる勢力にならない。その理由を考へるべきだ。
今回は河野さんが勝利し、安倍利権を一掃してほしい。

九月十日(金)
国民が期待する首相像は、国民の為に体を張って働く人だ。その反対の人を、当ホームページは批判してきた。古くはアメリカの圧力に対抗しなくてはいけないのに英語公用語などと世界の恥さらしを発表した小渕政権。財務省の圧力に屈した旧民主党の菅、野田政権。そしてお友だち依怙贔屓の安倍。
安倍は誰の圧力に屈したのか。公平であるべき首相をお友だち依怙贔屓へと導いた悪魔の声にだらう。そして今、岸田が安倍の圧力に屈した。
これで岸田は終はった。もし総裁になったら、選挙で大敗する。

九月十一日(土)
菅がなぜ不人気だったかは、国民の為に体を張ったかどうかから見ると明白だ。菅は安倍のモリカケ黒桜を解決すればよかった。安倍周辺は反発するだらうが、国民は喝采した。
菅は逆をやったから、安倍周辺は喜んだが、支持率が低迷した。河野、岸田のすべきは、反安倍だ。このままだと、菅の二の舞ひになる。細田派で、安倍周辺は少数だから心配は要らない。

九月十二日(日)
小泉純一郎は、人気が高かった。その理由は、自民党内の族議員に体を張って対抗したからだ。その反対をやったのが菅だった。
河野と岸田は、このままだと衆院選で大敗する。体を張ってモリカケ桜を解決すべきだ。
政(まつりごと) 体を張って 国人(くにたみ)のため 駄目な奴(やつ) 己のために 国人(くにたみ)を売る
(終)

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