都電のいる東京風景

城東電車の思い出



平成17年5月21日から隔週5回に亘り江東文化センター講座『都電のいる東京風景・城東電車の思い出』が開催された。
受講者は、ご年配の方々、中年(10名程度)、若い人(10名程度)で、そのうち都電ファンが5名程度、江東区内の方が8割、合計40名で約半数はご婦人であった。参加者の顔ぶれから、都電が住民に親しまれていたことがよく判る。

第1回5月21日「馬車鉄道から市電へ」
会場・江東文化センター、14時から15時30分、講師・東京学芸大学名誉教授青木栄一氏
受講者37名程度 第2回6月4日「黄金期から衰退の時代へ」
会場・江東文化センター、14時から15時30分、講師・青木氏
受講者37名程度 第3回6月18日「城東電車と江東の都電」
会場・江東文化センター、14時から15時30分、講師・青木氏
受講者37名程度 以下は毎回の講座終了後に、青木先生にした質問です。
  1. 800型は戦時中に製造したため700型を簡素にしたそうですが、簡素な作りでしたか(青木氏が終戦直後の省線は天井板がないなど粗末だった話をされたので)。また勾配に弱いので15番専用にしたと聞きましたが。
    (答)乗ってみて粗末だとは感じなかった。普通の作りだった。700型は四谷に坂があるし、勾配に弱いということはないのではないか。
  2. 昭和34年に都電廃止の答申が出たが8000型はその前に作られたので、よく都電廃止を前提に作ったと言われるが間違いで、今の京浜東北線と同じで寿命を短い車輌を作るという、進んだ技術だったのでは。
    (答)8000型が進んだ技術とは言えないが。経済的に作ったということでは。
  3. 38番は残しておけばよかったのでは。今でもバスはかなり混む。
    (答)カーブが急だし、難しいのでは。
青木先生、どうもありがとうございました。青木氏と第4回講師の吉川文夫氏は同じ小学校で同学年だそうです。

第4回7月2日「城東電車の軌道跡探検」
14時亀戸駅東口集合、16時東陽町駅附近解散、講師・吉川文夫氏。
錦糸堀電車営業所の元運転手さんが、いっしょに解説してくださいました。
参加者30名強。 吉川さん、元運転手さん、貴重なお話を本当にありがとうございました。

第5回7月16日「都電荒川線貸切トークショー」
14時早稲田発の7000型貸切電車で三ノ輪橋まで。ゲスト、泉麻人さんと町田忍さん
参加者30名強 「都電のいる東京風景」を企画した江東区文化センターに皆さん、どうもありがとうございました。

都電メニューページへ