平成21年9月27日に、都電荒川営業所にて記念イベントが行われた。
- 工場手前の空き地での交通局、南海電鉄・阪堺電車、地元商店街、都立農芸高等学校による物品販売
- 工場の見学会
- 工場奥での作業用自動車の子供用記念撮影
- その右奥での線路曲げの実演と説明
- その奥での踏み切りの実演
- 都電思い出広場での南海電鉄のクイズ大会、都立農芸高等学校の太鼓演奏、切り絵展示車両
- 入出庫線での都電撮影会
と盛り沢山だった。営業所のトイレも使え、昨年同様参加者は子供連れが多く喜ばしいことである。
「鉄オタ」と称する連中がいる。ああいう連中は一般乗客にとって迷惑である。私は路面電車と、鉄道では客車、貨車操車場、創臨、国労など消え去ろうとするものを後世のために調べたのであり決して「鉄オタ」ではない。「鉄オタ」ではなく一般の親子連れが楽しめる今回のような企画が望ましい。
- 入庫線の地面に書かれた停止線が7000その他と8000その他では少し異なる。これは車両長が異なるため。
- 工場入ってすぐに、8000型の製図、パンフレットが展示されていた。昨年同様に1000型もあった。
- 7000その他の車輪は外側が取り外せるが、8000その他では一体となり交換するときは車輪ごと変える。
- 接地スイッチは各回路のマイナス側を切る。メガで検査するときにOFFにする。
- 7000の最前列の空気タンクの次にある装置は発電ブレーキ用抵抗器。制御用の抵抗器とは別にある。
- 工場が1線、その隣は塗装(長さが1両分のみ)、その先は月検・修理((写真)。シャッター前が緑に塗られた3線のうち2線はシャッターが開き、1線は閉じているのは月検と修理の違いだろうか。塗装の2線の手前に半分幅で庫内の手前まで線路がある。架線は張っていない。一時待避用か。
- 思い出広場の7500型と現役の7500型を比べると床下の抵抗器の違いが一番目立つ。古い7500型では通風用に丸い穴があるが、現役の7500型ではカバーそのものがない。
- 8800型を初めて見たが「Arakawa line Bureau of Transportation Tokyo Metropolitan Government」と車体に大書されてみっともない。まるで終戦直後である。日本はアメリカの属国ではない。国恥ものである。
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