2、反米
日本は54年間アメリカの真似をしすぎなのであえて発表
前回は親米的にシリコンバレーを紹介した。今回は反米的にアメリカを紹介したい。
なぜ今回は反米の立場に立ったのか?
前回のこのページを見た人は内容の急変を疑問に思うだろう。
理由はこのページの最後で明らかにしたい。
1 アメリカは住み易い土地である
アメリカに住んだ外国人は誰もがアメリカにずっと住みたくなるという。
もともと先住民と自然の動植物の土地であったアメリカに移住したという事実を考えれば、広大な土地に住んで気に入るのは当然である。
人間は1または2州にまとまって住み、残りの州は自然と先住民に返したらどうか?
きっと1~2の州は住みにくくなるだろう。
2 外国語を強制される国
母国語を自由に使えるのは基本的人権である。ところがアメリカでは英語を話せないと、中流以上の生活はできない。
移民国においては、移民は自分の言語で話しそれを子孫に伝える権利がある。
3 世界の最異端国が世界標準
アメリカ、カナダなどの移民の国は世界でも最も少ないグループの1つである。
アメリカが嫌うテロを肯定する国より少ない。
ところがその少数派が事実上の世界標準となってしまった。
世界で一番、エネルギーと資源を浪費する国が世界をリードするとどうなるか?
人類は確実に滅亡に向かっている。
4 社会民主主義政党がない
日本とアメリカに共通点がある。保守政党だけが政権を握ることである。
ヨーロッパのように、保守党と社民政党が交互に政権を握る姿には、どこか美しさと理想がある。
ところが弱肉強食のアメリカではそれが見られない。
民主党は共和党に比べれば革新的だが、社会民主主義とは言えない。
5 銃と麻薬と犯罪
ナイフは紙切りにも使えるがピストルは人殺しにしか使えない。
こういう野蛮なものはすぐに禁止してもらいたい。
アメリカ抜きで先進国が年に1回首脳会議を開くことを提案したい。
アメリカは銃以上に犯罪が多い。一生のうち殺人で死ぬ人が約120人に1人、婦女暴行はその40倍、つまり女性3人に1人は被害に遭う計算になる。
サンフランシスコの日本語放送のアナウンサも、アメリカでは3人に1人が被害に遭うので気を付けましょう、と放送しているのを見たことがある。
6 産児制限すべき国は世界でどこか?
アメリカは移民の国である。
既得権を主張して、おれが先に移民したのだから、おまえらは来るな、という態度はよくないが、放置しておくと人口が爆発してしまう。
対策として、移民国では1人の女性が一生に1人の子供を産むようにすれば、30年間に1億余人の移民が可能となる。
移民国こそ産児制限すべきである。
7 宗教が死にかけた国
アメリカの農村部や中小都市では、今でも敬虔なXX教徒は多いが、大都市の中産階級ではもはや少数派だと思う。
アメリカ経済を支えるNASDAQに所属した企業の会長、社長で日曜日に教会に行く人の比率をぜひ知りたいものである。
ヨーロッパでは朝、教会の鐘が聞こえたり歴史的建造物があったりして、XX教は健在である。
イスラム諸国もXX教を敵視せず、宗教軽視国(アメリカ、日本など)を敵視し、XX教、特にカトリックとは関係修復を計ってほしいと思う。
8 英語は世界共通語?
英語の最大の欠点は、母音の発音とスペリングが一致してい
ないことと、単語の語源にゲルマン系とフランス系の2系統があること、口語の連語が多いため同義語が異常に多いこと、標準語が2つあることである。
他の言語にも同じような欠点はあるが英語が世界共通語であるかのような扱いを受けるため、これらの欠点が無視されがちである。
最近、英語はボキャブラリが多いことが特長だとテレビ(それもNHK)で主張するアメリカ人を見たし、くだらぬ口語を得意げに自慢する人や教える英会話学校が昔から多い。
欠点を長所だと思ってしまうほど、もはや英語は慢心してしまったのである。
9 あえて反米編を発表した理由
日本人の世界観は、アメリカが一番偉く、日本がこれに次ぎ、アジアアフリカは劣っているというものである。
またアメリカの良い部分は見習わず、悪い部分を次々に取り入れた戦後54年であったと思う。
例えばA国はコレラが流行しているがエイズは少なくB国はコレラは少ないがエイズは多いとしよう。
A国とB国が合併した場合、望ましいのはコレラもエイズも少なくなることだが、両方の病気が蔓延してしまうだろうということは誰にでも予想がつく。
日本から見た日米関係はまさに後者である。
日本人の目を日本も属するアジアに向けさせるにはどうしたら良いか?
アメリカとの関係も望ましいものにするにはどうしたら良いか?
そこであえて反米編を発表した次第である。
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